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中国語講座2

愛知大学名誉教授 中日文化センター中国語講師
陶山 信男

第25课 笑话(3) 谁 游得 好? 会话(5) 致谢
Dì èrshiwŭ kè Xiàohua Shuí yóude hăo? Huìhuà Zhìxiè
第25課 笑話(3) 誰の泳ぎがうまい? 会話(5)致謝

笑话(3) 谁 游得 好?


川辺に3人の青年が座って世間話をしていた。


最初の人が「私のおじいさんは泳ぎがとてもうまいんです。ちょうどこの場所で、おじいさんが水にもぐって3分間じっとしているのを見たのですよ」


二人目の人が言うには「私のおじいさんは泳ぎがもっとすごいよ。水の中で3分30秒もじっとしていたのですから」と。


三人目の人は「あんたたち黙らっしゃい。私のじいさんこそ泳ぎがうまいというものです。じいさんはここから跳び込んで、もう4年も経っているのに、未だに上がってこないんだから」と言った。

新出単語

河边 hébiān[名]川辺 别 bié[副]...するな、(...しては)いけない
青年 qīngnián[名]青年 跳 tiào[動]跳ぶ、跳びはねる
聊天儿 liáotiānr[動]世間話をする 下去 xiàqu[接尾]「動詞の後に用いられ、高い所から低い所へ、あるいは近い所から遠くへ行くことを表す」
呆 dāi[動]⇒"待":じっとしている、とどまる
更 gèng[副]さらに、いっそう 上来 shànglai[動](低い所から高い所へ)上がってくる、登ってくる
秒 miăo[量]秒

参照

  1. "河边上坐着三个青年。"の構文は、第21課「現象文」[文法]参照。
  2. "我爷爷游泳游得真好。"の構文は、第18課「程度補語をもつ文」[文法]参照。
  3. "他在水下呆了~分[秒]。"および"他从这儿跳下去。"の構文は、第13課[文法]①「介詞構造」および第24課[文法]②「介詞構造」参照。

会话(5) 致谢


乙:私が中国に滞在したこの2年間、ずっとあなたに面倒をおかけしまして、ほんとうに申し訳ありません。


甲:ご謙遜を。何の面倒なことなんか。ほかにお手伝することがありましたら、存分に申しつけてください。


乙:何もありません。やるべきことはみんなやりましたから。


甲:今後また中国へ来られることを願っております。


乙:機会があればまたぜひお目にかかりたいと思います。


甲:これは私からあなたへのささやかな記念品です。どうぞお納めください。


乙:こんなにお気を遣わせまして、ほんとうに恐縮です。


甲:これしきのこと何でもありません。どうかおうちの方によろしくお伝えください。


乙:きっとお伝えします。改めて皆さんのご援助に感謝致します。


甲:道中ご無事を祈ります。

新出単語

致谢 zhìxiè[動]感謝の意を伝える、礼を言う 让 ràng[介・動](動作・行為をおこさせる)...させる
添 tiān[動]つけ加える、加える
麻烦 máfan[名]面倒、手のかかること 费心 fèixīn[動]煩わす、気を遣う
需要 xūyào[助動]...しなければならない、...すべきである 使 shĭ[介・動](動作・行為をおこさせる)...させる、...せしむ
帮忙 bāngmáng[動]手伝う、(他人の仕事を)助ける 过意不去 guòyibúqù[動]すまなく思う、恐縮に思う
小意思 xiăoyìsi[謙]心ばかりのもの、寸志
尽量 jĭnliàng[副]できるだけ、極力、なるべく 算不了 suànbuliăo[動]数えて(ある範囲内に)入れない、(後ろに"什么"を置いて)なんでもない、大したことはない
吩咐 fēnfu[動]申しつける、言いつける
该 gāi[助動]...すべきである、(...し)なければならない
向 xiàng[介]「動作の方向や対象を示す」
办 bàn[動]やる、する、処理する 问好 wènhăo[動]安否を問う、ごきげんを伺う、よろしくいう
后会有期 hòuhuì yŏuqī[成]再会の時がまたある、機会があればまたお目にかかりましょう
转达 zhuăndá[動]伝達する、伝える
纪念品 jìniànpĭn[名]記念品 帮助 bāngzhù[動]助ける、援助する、手伝う
收下 shōuxia[動](贈り物などを)納める、受け取って自分のものにする 祝 zhù[動]祝う、祈る
一路平安 yílù píng'ān[連]道中ご無事で
[文法]
  1. 第23課、第24課における「複雑な述語をもつ構文」と同様、動詞述語文の一種で、一つの文に述語が二つの動詞句から成り、前の動詞の客語が同時に後の動詞の主語となる作用をもつ複雑な述語構文がある。この客語を「兼語」といい、このような文を「兼語式文」という。
    語順は次のとおりである。
    「主語+介詞・動詞+兼語+動詞」 本文中の例文: (我)让 您 费心。
    --あなたに気を遣わせる
    (这)使 我 过意不去。
    --私に申し訳なく思わせる
    (×)让 我 谢谢。
    --私に謝意を述べさせる
    他の例文: 我 请 他 来 吃 饭。
    --私が彼を食事に招待する
    他 去 买 东西。
    --私は彼に買物に行かせる
  2. このほか、本文中「还有什么事情需要帮忙的。」のように、主語がなく動詞の"有"で始まり、"有"の客語が同時に後の動詞の主語となる文があるが、この"有"の後の客語("什么事情")もその後の要素の主語となる役目を果たしているので、これも「兼語」であり、このような文を「無主語兼語文」とか、「"有"の兼語式文」という。
    例えば、 有人在楼下你, 你赶快去吧。
    --誰かが階下であなたを呼んでます、早く行ってみて
  3. なお「受身式文」についても、その構成は形式上[文法]①におけるそれに同じ。例えば、 我父亲让人请去吃饭了。
    --私の父は人に招かれて食事に行きました
    この場合介詞(動詞)は、"让"""のほか、"被(bèi)"も多く用いられる。例えば、 他被大家选做(xuănzuò)代表。
    --彼はみんなから代表に選ばれた
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