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中国語講座2

愛知大学名誉教授 中日文化センター中国語講師
陶山 信男

第21课 外边 还 下着 雨 吗?Dì èrshiyī kè Wàibian hái xiàzhe yŭ ma?現象文


  1. 外はまだ雨が降っていますか。

    まだ降ってます。

  2. 雨がひどく降っていますのに、出かけなければなりませんか。

    私は大事な用があって、どうしても外出しなければなりません。

  3. 外出は止めなさいな。外は風も吹き始めましたから。

    じゃ、雨が止んだら出かけることにしましょう。

  4. 彼の家は壁に何か絵が掛かっておりませんでしたか。

    絵は何も掛かっておりません。一枚の中国の地図が掛かっているだけでした。

  5. 昨晩あなたの家にお客が何人来ましたか。

    5人来ました。

新出単語

要紧 yàojĭn[形]重要である、重大である 那么 nàme[接]では、それなら
总 zŏng[副]どうあっても、必ず、やはり 等 dĕng[動]待つ、...してから、...を待って
得 dĕi[助動]...しなければならない
出门儿 chūménr[動]外出する、家を離れて遠くへ行く 墙 qiáng[名]壁、塀
挂 guà[動]掛ける、掛かる
不要 búyào[副]...してはいけない、...するな 客人 kèren[名]客、訪問者

文型:現象文

 人あるいは事物がある場所または時間内において、存在・出現・消失を表わすような動詞文があるが、このような文を現象文(または「存現文」)という。

[文法]

この種の構文の語順は次のとおりである。
「場所(または時間)を示す語句+動詞+人または事物を示す語句」
この場合、次の諸点に注意しなければならない。

  1. 文頭に場所または時間を表わす語句がくる。ただし、場所を表わす名詞に方位詞がつく。
  2. 動詞に、「~着」「~了」等の時態助詞のほか、結果あるいは方向を示す補語がつく。
  3. 文末にくる客語、すなわち人や事物を表わす名詞は、一般に不特定のものである。
    例えば、
    房间里挂着很多画儿。
    --部屋に絵がたくさん掛かっている
    书架上放着许多中文书。
    --書架に中国語の本がかなり置いてある

    昨天来了一个中国朋友。
    --昨日一人の中国の友人がやって来た
    校门(xiàomén)里跑出来(păochulai)十几个女学生。
    --校門から十数人の女子学生が駆け出して来た

    他们宿舍里搬走了一个同学。
    --彼らの宿舎から一人のクラスメートが引っ越した
    这本词典掉(diào)了两页(yè)。
    --この辞典から2ページが落ちている)
  4. なお本文1.3.のような自然現象の表現も現象文に属する。しかし、ここでは主題語としての場所を示す語が提示されているが、このような自然現象を表わす場合、一般に無主語の文が多い。例えば、
    下雨了!
    --雨だ。雨が降ってきた
    刮起风来了。
    --風が吹き始めた
  5. ただし、表出される現象の対象が既知の事物である場合は、それは一般の動詞述語文での主語の位置と同じである(本文2.3.参照)。例えば、
    雨下大了,风也刮得很厉害(lìhài)。
    --雨がひどくなり、風もとても激しく吹き出した

関連語句

新闻 xīnwén
(ニュース)
雨住 yŭ zhù
(雨が止む)
放晴 fàngqíng
(晴れる)
发烧 fāshāo
(熱が出る)
报导 bàodăo
(報道)
风住 fēng zhù
(風が止む)
打闪 dăshăn
(稲妻が光る)
害病 hài bìng
(病気になる)
天亮 tiān liàng
(夜が明ける)
地动 dìdòng
(地震)
着火 zháo huŏ
(失火する)
天黑 tiān hēi
(日が暮れる)
变天 biàn tiān
(天気が変わる)
发亮 fāliàng
(明るくなる)
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