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デジタル写真の楽しみ方

(社)日本写真家協会(JPS)会員・フォトス ハットリ 代表
服部 辰美

今時の写真って・・・

3月の声を聞くと春がすぐそこまでやってきた気がします。桜の便りも楽しみな時期になってきました。この時期を機会にカメラを買って写真を始めようとされる方も多くなってきます。『お出かけフォト』を楽しみにしている方も私の周りでもたくさんみえますよ。


鈴鹿の森庭園の枝垂れ梅

かざはやの里(三重県)

スマホカメラの機能が毎年機能アップされることで写真を撮る人口は確実に増えています。フィルム時代では仕事で撮影しているプロや趣味でカメラをやっている人を除けば写真=一年のハレの日に記念でその姿を残しておく時ぐらいにしかカメラは使わない特別なものとされてきました。それが今では常時ポケットの中からスッと出してパシャリと写真を撮る時代に大きく変わってきています。その多くは今日食べたもの、どこかに出かけた場所、日常の家族の様子など記録を主体にスマホカメラで撮影したものと言えるでしょう。そこから写真の面白さに気づきミラーレス一眼カメラを購入されるパターンが多いのではないでしょうか。カメラの基本操作さえ理解すればあとはカメラが綺麗に写してくれる(ピントもオートで)ので簡単に写真世界に入っていけるのです。

※ハレの日:年中行事やお祭りなどの特別な日のこと

お花畑やInstagramで有名になった場所ではミラーレス一眼を持った女性が子供さんやワンちゃんを持参した小道具と一緒に撮影しているのをよく見かけます。その中には仕事として撮影されている女性の姿もあります。失敗のリスクがないカメラになってきたからこその光景だと思います。フィルム時代のきちんと写っていることがいかに難しいことかを理解しなくても半年そこそこカメラをさわれば器用な人はプロフェッショナルを名乗ることができる世界になってきました。


田口梅林の河津桜(三重県)

田口梅林の梅(三重県)

しかし写真の本質である何を写したのか、写したかったのかをしっかりと確認して理解していなければ第三者の共感は求められません。写した結果でしか評価されない世界だからこそその部分をしっかりと身体に染み込ませておくべきですね。趣味として楽しまれている方にはとても間口が広くなりすぐにでも始められるものとしてとても良い時代になってきたと言えるでしょう。

最近よく聞く言葉に『うまくてダメな写真』『下手でいい写真』というのがあります。技術的に上手くても感動が伝わらない、技術はイマイチだけど写真から何かグッとくる感動が伝わってくる。この二者の違いが理解できていれば本当の上達ができると思います。それはちょうど歌のモノマネを聴いた時の気持ちと同じだと思います。いくら音程が正確で歌が上手でも歌手本人から伝わってくる感動には敵わない何か。その何かが写真を魅力的にしている物だと思います。

撮りたいと思った気持ちを大切にしてその瞬間を精神集中して撮影したいですね。

今月の一枚


鞍ヶ池公園に咲く桜

豊田市にある総合公園の園内の桜です。森林、馬、羊などの牧場、小動物の動物園、いろいろなイベントが行われる広場や施設があります。桜の満開時期には近隣から多くの人が訪れます。
愛知県豊田市矢並町法沢713-2


筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
http://tatumiiro.exblog.jp/

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