文化講座
Well-being120(120歳まで幸せに生きる)・・33 自然の生きがい Wellbeing-ism・ウェルビーイングイズム-3

前回よりウェルビーイングイズム・Wellbeing-ismがイメージするデザインマークを示しています。
ヒューマニズム・Humanismが「人間中心主義」と「人間の公平」を基本としているのに対してウェルビーイングイズム・Wellbeing-ismは「万物中心主義」です。
「万物の理」を知って「万物の公平な調和」を象徴しているのです。
「諸法無我」は地球レベルのみならず宇宙を含めたすべての世界は「理法に従っており自分の都合は通用しない」とする、まさにブッダが言う世界です。
「亀の甲」は「諸行無常」に幾万年も続いて移ろう「時」の「理法」を意味しています。
その世界は赤丸の太陽系のみならず銀河・Galaxyの星々は生まれたり消失したりしており、暗黒物質や暗黒エネルギーの世界となっているイメージを描いています。
アメリカ航空宇宙局(NASA)は2021年12月に太陽の反対側を回る世界最大の宇宙望遠鏡・ジェームズ・ウェッブを打ち上げました。
太陽系外惑星の大気中の成分も含めて観察出来るのです。
そうした惑星系の大気に酸素や生物と関連の深い物質が含まれているかを研究するのです。
地球以外でも生命体が存在していることが明らかになる可能性があります。
昨年には世界的科学誌Nature・ネイチャーに太陽以外の恒星の周りを回っている惑星があり、「我々の存在はすでに、人間のような知的生命体にバレているかもしれない」と発表しました(朝日新聞)。
その証明が現実の楽しみとなっています。
本年1月にアメリカのラスベガスで開催された電子機器の見本市(Consumer Electronics Show)では、メタバース、暗号資産やブロックチェーン(分散型台帳)によるデジタル資産の非代替性トークン(NFT・Non₋Fungible Token)が注目され、新たに宇宙部門として設けられたのです。
今や、「宇宙への人類の進出が民間レベルも含めて如何に現実となっているか」を示すものです。
宇宙系での物理化学生物的な理法や地球以外生命体の発見がなされることになれば私たち人類がWell-being120で基本にしている一人ひとりの幸福で良好な生き方は大きく変わることになります。
つまり、人間中心主義のヒューマニズム・Humanismが通じなくなって「万物の理」「万物の公平な調和」を認め合う万物中心主義のウェルビーイングイズム・Wellbeing-ismでなければならないのです。
人類より知的なAI・人工ロボットに加えて宇宙での知的生命体が人類による地球環境や宇宙環境の危機を引き起こせば撃退するSF世界とならないように人類は現実として慎まなければなりません。
今や、万物中心主義のWellbeing-ismでなければならないと思いませんか。