文化講座
Well-being120(120歳まで幸せに生きる)・・31 自然の生きがい Wellbeing-ism・ウェルビーイングイズム-1
私は、今やAI、DXや遺伝子編集技術などの出現によって人類中心のヒューマニズム(Humanism)の考えだけでは不十分だと思います。
宇宙・地球の生物や無生物、自然環境を含めたWellbeing-ism・ウェルビーイングイズムでなければならないと唱えています。
つまり、Wellbeing-ismは人間のみならずすべてが「自らそうありたい」ようになれる理法に従う自然なのです。
人工知能・AIが人類を超えるシンギュラリティ・Technological Singularity・技術的特異点を迎えて、人類だけでなくすべての生物・無生物や宇宙を含めた自然環境がWellbeing-ismでなければならないのです。
まさに、ブッダの「諸行無常 諸法無我 涅槃寂静」がベースだと判ります。
私の理解は「時間は過ぎさる 理法は自分の都合では変えられない Wellbeing-ismとなろう」となります。
V.E.フランクル著の『それでも人生にイエスと言う』と私が病気になっている現実と私のWellbeing-ismを考えます。
フランクルは死の恐怖にあった強制収容所の開放一年後から既に講演を開始してその3回の講演を『それでも人生にイエスと言う』としてまとめた内容となっています。
彼の2回目の講演は「身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず」であり、本書では「病を超えて」となり、そして、「病気が意味あるものになる可能性もつねにある」とあります。
そして「病気に対してどんな態度をとるかで、人間らしくなれる」とあります。
つまり、私の人生で運命が私に問うた具体的な病気に私がどのように答えるかのWellbeing-ismの実践なのです。
まさにフランクルの言う「人生の意味は具体的なものでしかあり得ない」からです。
そして、私にとって「その運命を自分に課せられた「十字架」としてどう引き受けるかに、生きる意味を見出すことができる」チャンスなのです。
まさに、私のWell-being Lifeが問われています。
私はすでに書いた如く前立腺癌に対する運命からの問いに、想定を超えた完治状態となり、中京病院の絹川常郎先生の言うモンスター患者として21年を私は生き延びています。
しかし、最近、腰椎の第3から5腰椎までのヘルニアに加えて圧迫骨折を起こして新たに大変な痛みと不自由を経験しています。
1年位前までジョギングと毎晩寝る前には1時間は筋トレやストレッチをしていました。
骨密度は若い人たちと同様のレベルにあるのですが、子供時代に痛められた腰痛があり、21年前には腰椎にも転移がありましたが、1年後には消えて以来今日に及んでいます。
しかし、骨を弱くするステロイドホルモンの0.5mgデカドロンを20年位内服していますが、骨密度は若者並みであっても腰椎の手術を受けなければ、今の痛みと不自由から解放されない病状にあります。
1年位前からの腰痛が次第に強くなって、この2か月くらいで急速に病状が悪化しているのです。
今は、手術予定で術前の診断や前処置を受けています。
まさに、運命が自分に課した前立腺癌を越えて腰椎の病気をどう引き受けるかと私のWellbeing-ismが問われているのです。
そして、「生きる意味を見出す」ことが私に課せられています。
先生にはジョギングが可能になるような治療をお願いしてありますが。