文化講座
Well-being120(120歳まで幸せに生きる)・・10
一人ひとりが目標を持って生きる
私たちが120歳までの幸せな人生を過ごすためには生きがいとなる目標を持つことが大切となります。
一人ひとりが目標を達成しようと意欲を持って「今、ここ」が大切なのです。
日々に創意と工夫をしながら過ごすのは、どんな苦労の連続であってもガンバルことが出来ます。
自分の目標が公共の利益(common good)に適っていなければなりません。
地域のCommon Goodな仕事はチームの仲間や社会の一員としての役割ともなります。
ここで大切なことはチームや社会は従来のような閉鎖的な国家や組織であってはならないことです。
今までの国家や組織は自由主義、資本主義、全体主義、共産主義や社会主義であったとしても権力構造を持って人を支配することが問題となります
非個人的な権力が最も強いのが全体主義です。
一人ひとりが本当の自由な話し合いや平等な権利は認められなければなりません。
自由主義の資本主義社会であっても会社という組織は株主の利益を最優先にして全ての利害関係者の為になっていません。
利益を第一優先に会社組織は営まれます。
共産主義や社会主義国家の中国やロシアのような国家資本主義では国家や専制的な権力者の利益が第一優先となります。
今までの体制では、株主や権力者の利益が第一ですから、その組織で働く人たちの関係が階層的支配体制を持つために閉鎖的な職場や社会で平等な個人の権利はありません。
皆さんが階層性のある組織で働いていると自分の考えや意見を言うのを我慢しなければならない経験があると思います。
むしろ、理不尽や反社会的でも利益がありそうな仕事を強要されることがあります。
その「証拠」がニュースになる定番のような映像で"皆様にご心配とご迷惑をおかけしました。心からお詫びします。再発防止につとめます。"と深々と頭を下げる姿です。
日本が誇る宇沢弘文の言う「人間の経済」(新潮新書)体質にないからです。
そうした反社会性を強いる国家や社会の体質や体制を如何に一人ひとりが平等の権利のある社会にするかが大問題です。
まず、一人ひとりが自立して目標を目指した自由な個人の権利を認めるCommon good共有社会を作ることが長寿社会で幸福寿命を全うするためには重要だと思います。
一人ひとりが「自分と向かい合う・Soul Searching」をして、心恥ずかしくない自分の求める幸福寿命が送れるような社会にするように努めましょう。