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幸福寿命・Well-being Lifetime

Wellbeing Specialist & Designer
アップグレーズ狂人 UpGrades Crazy
医学博士 山中直樹

Well-being120(120歳まで幸せに生きる)・・21 自然ジネンの生きがい Well-being120-3:仕事

 私は目を覚ますと最初は血圧を測ります。
 次に身支度を整えると寝室の日めくり万年カレンダーの「イラスト編」の「ターシャ・テューダーの言葉の日めくり」を読み、次に居間の「写真編」を読んで、一日の心構えとして始まりとしています。
 例えば、本日、31日の内容を紹介すると次のようです。
 「イラスト編」では『「夢に向かって自信をもって進み、思いを描いた人生を生きようと努力するなら、思わぬ成功を手にするだろう」私の大好きなソローの言葉です』
 「写真編」では『私の人生哲学は、「世の中の憂鬱は影に過ぎない。その後ろ、手の届くところに喜びがある。喜びをつかみなさい(フラ・ジョバンニ)」』です。
 ターシャは子供の頃から自然が好きで、13歳の誕生日プレゼントに牛をもらって、田舎で自分で育て始めました。
 15歳で学校をやめて自然の中で植物を育て農業によって自給自足の生活を楽しみながら、絵画、絵本や料理を作って生涯を自分流の生活スタイルで送りました。
 NHKTVで、ターシャは"庭作りを楽しむために、絵本を作ってお金を稼いだのだ"と嬉しそうに語っていました。
 既に取り上げました台湾のオードリー・タンは14歳で退学してITやプログラマーへの道を進みました。

 自分流のWell-being120を楽しむためには、「仕事」は大切です。
 ターシャやオードリーのように幼少期から好きなことがあれば、自然ジネンの生きがいを感じて自分流に打ち込めると思います。
 自分を引き付けるコトは、他の人を気にしたり、比較や相対としてではなく、自分の思いで目標に向かって打ち込めるようになります。
 最近、NHK BS3(プレミアム)で再び放映されている「ピアノの森」での一ノ瀬海のように自分流のピアノを弾くことがキーとなります。
 自分が求めるような自分流の努力で追求をすることが大切なのです。

 ブッダの言う「自灯明、法灯明」を求めて「莫煩悩」で努力し続けることだと思います。
 現代は従来型のような組織人としてのみ通用するのではなく広く「専門家」としてJobワーカーやギグワーカーとして自分の好きなことに働き方も自由にして「仕事」が出来ることが大切です。
 「ブルシット・ジョブ:クソ(糞)どうでもいい仕事」について『人新世の「資本論」』(斎藤幸平)で資本主義社会での労働者の「仕事」として紹介しています。
 人間がする「仕事」には資本主義であれ、全体主義であれ、如何にITが進歩しても必要なら貴賤はないのです。
 しかし、グローバル資本主義による後進国に勝手な負担をかけるのは注意が必要だ。
 一党独裁のような全体主義国家で思想の自由は許されずに統制されたり、仕事の自由もなく労働を強制される方がはるかに苦痛だと思います。
 それは仕事の内容ではありません。
 個人の自由を踏みにじるような制度や組織はあってはならないのです。
 公益性に反しない限り、自分のやりたい仕事を求める自由が保障されている社会であることが重要です。
 Upgradeを続けて120年の生涯を自分流に送るためのWell-being120にとって「仕事」はキーなのです。
 自分がやりたい仕事に希望する形で働ける社会を築きましょう!!

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