文化講座
Well-being120(120歳まで幸せに生きる)・・23 自然の生きがい Well-being120-5:新しい日常・The New Normal
ITに加えてCOVID-19のパンデミックによって今までの仕事、生活習慣やコミュニケーション文化は一変して新しい日常・The New Normalと言われるようになりました。
私たちの日常生活は縄文、弥生時代、古代・飛鳥、奈良時代、平安から鎌倉、室町、戦国時代を経て江戸時代となり、明治時代からは西欧文化に影響を受けながら今日まで育くまれて来ました。
平安時代から本格的な和文化が発達して、今や、科学技術によってコミュニケーション文化、仕事の仕方や社会生活の仕組みが大きく変りつつあります。
今日は、ITにCOVID-19のパンデミックも加わって、人間関係が大きく変っています。
人類は地球環境まで変えてしまって学術的に地質学で「人新世」と名付けられる程に地球表面の地質を変えてしまったのです。
加えて、病原微生物と呼ぶウイルスや細菌の危機にさらされています。
今回のパンデミックの原因となったCOVID-19はRNAウイルスですが、中国の初期対応が悪くて、突然IT化以上の早さで私たちの生活習慣を大きく変えてしまいました。
三密と呼ぶ密閉・密集・密接の人間関係はCOVID-19の集団感染防止のために避けよとなったのです。
外食するには、4人以下の人数でしゃべる時だけでなく食べる時以外はマスクをするようにと言うのです。
仕事や教育もリモートを基本とするようになっています。
三密を避けるとなれば、公私にかかわらずITを基本とした人間関係、仕事の仕方やコミュニケーションを中心としなければならないのです。
昭和時代に起こった産業構造の変化で農村地域から都市への若者の移住が起こりました。
今やリモートワークが可能となって来たために逆に都市から地方への移住が起こるようになりました。
今後の人口分布も含めて社会構造や日常生活が変わりつつあるのです。
仕事では、日本の終身雇用制に代わってマルチワークも可能な働き方が進んでいます。
国際的には民主主義・人権主義国家のグループと専制主義・ITによる個人の監視・人権侵害国家群との情報科学技術・知的財産などと経済や安全保障をめぐって、激しく対立するようになってきました。
中国との経済関係が先端技術を中心に情報管理が問題となって来ました。
冷戦時代のようにどちらかの選択が迫られる可能性があります。
新しい日常・The New Normalは個人レベルや国レベルのみならず、国際関係の影響を一人ひとりが受けるのです。
グローバル化した社会での現場は今までのようには経済優先だけではすまなくなってきました。
現在、我が国の国会で審議されている「デジタル改革関連法案」は専制監視国家体制になる危険性を内包しています。
一人ひとりのWell-being120の生活が一人ひとりがITや生体認証によって監視されながら出来るかどうか考える必要があります。
現在の日本国国家は情報公開やファクトチェックが極めて悪い状態の国家であり、全体主義国家になる危険性があるのです。
新しい日常・The New Normalがどんな社会になるか一人ひとりの問題なのだとの自覚が必要!!