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幸福寿命・Well-being Lifetime

Wellbeing Specialist & Designer
アップグレーズ狂人 UpGrades Crazy
医学博士 山中直樹

Well-being120(120歳まで幸せに生きる)・・17 Well-beingになるキーは-1 自分の道は自分が選び決める

 テニス選手の大坂なおみ(23歳)は目先の利害を超えた自分自身の意志で明確な意思を発して行動しました。
 テニス四大大会である全米オープンで大坂なおみ選手は二度目の優勝をして昨年の全豪オープンに続いて通算三勝目を取りました。
 大坂選手は優勝までの七試合でそれぞれに黒人犠牲者一人ずつの名前が記された七枚の黒いマスクをして勝ち進んだのです。

 そのマスクは七試合で毎回違う黒人犠牲者の七名を選んだ名前が書かれていたのです。
 そして、準決勝では黒人差別に抗議して試合をボイコットすると宣言しました。
 白人選手が多いテニスの世界ですが、大会側が試合を一日休んで他のプロスポーツのように抗議姿勢を示したために出場して準決勝、優勝となったのです。
 大坂選手は準決勝の前日の8月26日のTwitter(@naomiosaka)で#BlackLivesMatterを発信しています。
 全文を紹介したいと思います。

 スポンサーを失う危険があっても発信した大坂なおみはコロナ禍によって立派な人権活動家となる成長をしました。
 自分の意志を行動に表して成長した大坂なおみはテニスプレイヤーとしても世界的な歴史に残ることになったのです。
 既に、大坂選手は現役引退した5年後に「国際テニス殿堂」入りが約束されたのです。
 我が国・日本は安倍政権で話題になったように役人、政治家、芸術や芸能人、スポーツ選手、学者などなど一般社会のすべてに言える組織や一人ひとりが目先のお金や地位などの利益の為に、忖度体質と同調圧力の強い社会です。
 危険な全体主義社会になり易い状況にあります。

 最近ニュースになったように学者の世界である「学術会議」の会員まで、不都合な学者を排除するようになりました。
 再び、全体主義社会が出現しないように、それぞれの立場で自分の意志を表し、行動する必要がある時代です。
 学者・斎藤幸平の近著書『人新世の「資本論」』であるように「3.5%の人々が非暴力的な方法で、本気で立ち上がると、社会が大きく変わる」と思います。
 大坂なおみ選手のように平和で安心して自分の仕事をしながら幸せに暮らせる社会を築こう!!

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