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Dr.ビュート流の健康ライフ ー自分流のライフベネフィットー

Dr.BEAUT・ソフィーリッチ代表
医学博士 山中 直樹

健康寿命&平和寿命を延ばそう・・8

 前回取り上げましたフィエロ・Fielo&フロー・Flowは健康寿命&平和寿命のキーです。
 フィエロ&フローは、一人一人が求める自分流の生き方を求めて「まったくいゝ人生だった!」と言える自活力の素となるからです。
 世界経済フォーラム(WEF)が今回発表した「世界男女格差報告」によれば対象となった136ヶ国中で日本は105位でした。
 順位は下がり続けています(初回は80位、前回は101位)。
 1位はアイスランドが続けており、続くのがフィンランド、ノルウェー、スウェーデンなどと幸福度や知性度の高い北欧諸国です。
 中国は69位、韓国は111位です。
 儒教的思想や専制・専政制の強い国家で順位は低い傾向にあります。
 中途半端な儒教的社会では、独善的な男性中心社会体質が強く、「夫は仕事、妻は家」とする父長制国家体質にあり、男女差別など人権思想に欠ける男性専制思考です。
 利益追求を第一優先にする資本主義社会はお金を稼ぐ人が良い人として富豪者が勝者と考えられるためにフィエロ&フローの目標となります。
 それ故に貧富・格差社会を助長しました。
 日本列島は少子・高齢化社会となってしまっています。
 少子化は男女格差社会ゆえに、海外で活躍する社会進出、自分らしい生き方にフィエロ&フローを求める女性が多くなったことに関係していると思うのです。
 海外進出した独身女性の多くが異国人と結婚します。
 私の娘も中学時代から男女の格差社会を問題としており異国人と結婚してしまいました。
 我が国では夫婦別姓ぐらいで家庭や家族の崩壊となる程に心の粋は貧しく、型を優先した名字にこだわっています
 自分の子供が欲しければ、婚外子やフリーセックスによる子供、生殖医療による多様な方法を用いる子供の誕生、養子縁組の方法などと多様な方法を選べる女性の立場や思想を尊重しているとは言えません。
 1万年以上の異民族が混在していたが平和な日本列島であった縄文社会は妻間婚(ツマドイコン)の母系制社会であったことが重要だったのです。
 妻間婚では産まれた子供は男性にとっては誰の子供か判らない、つまり認知は出来ません。
 子供の父親が誰であれ、その女性の子供であり、小集落で分け隔てなく平和に育てたのです。
 活き活きとした縄文土器を見ると人々が平和なフィエロ&フローを求めた貧富・格差のない自活力のある女性中心の共食共生社会であり、協調社会だったと判ります。

Dr.ビュート流の健康ライフ ー自分流のライフベネフィットー
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