文化講座
ハッピーかい!若さの秘訣は-3 -毎日の食事-
毎日の食事にあって三大栄養素である炭水化物、脂質、蛋白質の内で一番気を付けて食べなければならないのが炭水化物なのだ。
今や、健康障害成分として最も注意すべきが炭水化物成分の糖質だ。
炭水化物は糖質と食物繊維からなる。
糖質はカロリー成分であり、食物繊維は血糖の急上昇を抑制したり、大腸ガン予防などに大切なのだ。
炭水化物1gが4kcalのエネルギーを産生すると知られている。
しかし、食物繊維は食べて2時間後までに血糖を上げるような吸収はされない。
本来、人間の体内には食物繊維を分解できる酵素は持っていないから消化吸収されないことになるが、大腸では腸内細菌によって分解される部分もあるが、大部分は排出されてしまう。
それ故にカロリー成分としての役割を果たさないことになるから、炭水化物の内では糖質だけがエネルギー源となるのだ。
つまり、炭水化物が4kcal/gと言われるが、食物繊維成分は、ほぼ0カロリーだから糖質は1gで4kcal以上となることになる。
他のカロリー成分となる脂質と蛋白質はちゃんと食べる人達にとってはカロリー成分となるのはわずかで、体内で作られない必須脂肪酸や必須アミノ酸を摂取することになる為に必要不可欠だ。
また、食べ過ぎ注意の心配はほとんど必要がない。
しかし、糖質についてはカロリー成分として摂取すること以外に食べ過ぎは肥満、糖尿病、動脈硬化のみならず発ガン性についても注意をしなければならないのだ。
その内でも、最も注意すべきが血糖を急上昇させないことだ。
血糖はおよそ100㎎/dl以上にする時間をできるだけ短くすることが重要なのだ。
上述した肥満、糖尿病、動脈硬化にとって主たる誘因となるのが糖質なのだ。
脂肪や蛋白質よりも、食べ方や食べる量によってはるかに危険性を内包すると判る。
多くの人達にとって"炭水化物食"はヘルシーと考える神話を止める必要がある。
糖質摂取法は、若さの秘訣、美肌にとって、まず考えるべきレッスンワンなのだ。