自分が面白いと思うことに邁進することが「ハッピー」「若さの秘訣」にとってレッスンワンだ。
　NHK Eテレで土曜日に放映される「SWITCHインタビュー達人達」を観ると個性的な人達が出演することが多いから面白い。
　7月25日の出演者は魚博士・さかなクン
と「武士の家計簿」で注目を集めた歴史学者・磯田道史で、二人とも「ハッピー」＆「若さの秘訣」を教えてくれる。
　「オタク」を自然体で実践しており、ハッピーを地で行くタイプだ。
　さかなクンは魚のことならどんなことでも興味津々、一方の磯田道史は古文書、歴史資料や遺跡など歴史の匂いを感ずるものにはなりふり構わず夢中になると思われる。
　番組前、磯田クンが学生達に今日はさかなクンとの対談に行くと言ったら、学生が"オタクサミットだ！"と指摘したそうだが正にピッタリだ。
　二人ともそれぞれ幼少期から魚、歴史には夢中になったと思えてくる。
　さかなクンは一度見たら忘れようと思っても忘れられない帽子と声と発言の仕方だが、幼児期から引き継いでいるに相違ない。

　ピアニスト・辻井伸行も2歳の時からおもちゃのピアノに始まり、どれだけピアノを弾いても苦痛は感じないようだ。
　その手を触らせてもらったが、本当に柔らかい。
　超絶技巧が必要な曲でも何のそのであり、ピアノを弾くためには目が見えるかどうかは関係なしと判る。
　ここで取り上げた三人から、心で見る・観ることがキーであり、具体的、形而下では大切なことは見えていないことを教えている。
　何人も如何なる生れであろうと自分が夢中になれることに出くわしたり、見つけた人はオタクとなって自分の世界に入れるのだ。
　自分の好きなことに挑んでおられるならば「ハッピー」であり、時間を超越するから夢中になっている間は「時間がたたない」ことになると思う。
　つまり、アインシュタインが言う如く、時間は何人にも同じではなく、「絶対ではない」のだ。
　それ故に、夢中になることを持っている人は「ハッピー」のみならず、「若さ」を保てるようになる。
　なりふり構わず突き進めることが「ハッピー＆若さ」の必要条件となるのだ！