文化講座
Dr.ビュート流のダイエット法・・8
炭水化物、グリセミック指数と食材―1
グリセミック指数(GI, Glycemic Index)の高い食材は血糖値を上げる程度を表わす指標としてのグリセミック負荷(Glycemic Load、グリセミック指数×炭水化物の重量)を考えながらの食生活が、Dr.ビュート流ダイエット法、肥満や生活習慣病予防にとってはキーとなると前回紹介しました。
グリセミック指数とグリセミック負荷についての理解が肥満と動脈硬化性血管誘発予防となり、同時に、Dr.ビュート流ダイエット法が筋力増強と低炭水化物食を基本とする理由が判ります。
そこで、今回は日本の多くの人達にとって主食的存在の食材について、前回紹介した日本人研究者の国際的評価の高い雑誌の論文データ(K.Murakami,et.al.,Am,J.Clin,Nutr., 83,1161-1169,2006)から取り上げての紹介とします。
グリセミック指数の高い食材の多量(高グリセミック負荷)の早食いが脂肪肝、脂肪筋、内臓脂肪蓄積と肥満誘発となるのです。
食材 | グリセミック指数 |
---|---|
白米 | 77 |
70%精米 | 70 |
50%精米 | 66 |
麦飯 | 67 |
胚芽米 | 66 |
玄米 | 55 |
うどん、そば | 47 |
即席麺 | 47 |
ラーメン | 47 |
食パン(白) | 74 |
パンケーキ | 67 |
クロワッサン | 67 |
ケーキパン | 62 |
バターロール | 59 |
スパゲッティー | 46 |
ピザ | 51 |
コーンフレーク | 81 |
フレンチフライ | 70 |
その他のジャガイモ | 78 |
ポテトチップ | 54 |
サツマイモなどの塊根 | 51 |
グリセミック指数の高い白米、70%精米、食パン、コーンフレーク、フレンチフライやその他のジャガイモなどの食べる量が多いとグリセミック負荷は高くなり、急速血糖値上昇を誘発するとなり食べ方が要注意です。