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健康ライフのためのサプリメント&代替医療

Dr.BEAUT・ソフィーリッチ代表
医学博士 山中 直樹

コレステロール180㎎/dl以下、LDL-コレステロール100㎎/dl以下の危険性 その12

肥満と痩せの危険性・・4

肥満と痩せの危険性について、論文を基に、前回にBMI(体格指数)と年齢群との関係する死亡の危険性増加について紹介しました。
その結果は、次のようでした。
1)我が国では、肥満と判定されるBMIが25~30で、いずれの年齢群にあっても、死亡の危険性は一番低くなる。
つまり、BMI正常域のBMI 18.5~25までより、死の危険性は減るのです。
2)逆に、死亡の危険性が最も高くなるのは、BMIが18.5以下の痩せ領域にあるのです。
3)肥満では、死の危険性が、明らかに増すのは、BMIが35以上になってからでした。
以上より、肥満と痩せによる死亡の危険性が増すのは、肥満たるBMIが35以上になるか、痩せのBMI18.5より低下することにあるのです。
逆は、過体重と言われるBMI 25<30に維持することが最も死の危険性が低いとなります。
しかし、我が国では、BMIが25以上を一括して肥満と判定して、むしろ、死亡の危険性が増すBMI 18.5<25にすることを求めているおかしな状況にあるのです。
また、死の危険性が最も増してしまうBMI<18.5以下については、欧米とは異なり、極めて関心、注意、警戒が薄いと言えます。
むしろ、ファッション界では最も死の危険性が低いBMI 25<30となれば、商品が限られ、見つけるのが困難な程に減ってしまっている現状にあります。
ダイエット、ダイエットと美肌も含む美容、健康的に言っても障害が発生するような方法が氾濫していると言えます。
犠牲者がオープンにならないために食品の偽装ほどに人々の関心とはなっていません。
痩せを求めたために拒食症、過食症、感染症、引きこもり、登校拒否、うつなどに悩む人達が私達を訪れるのは少なくないのです。
皆さんの周りにも痩せるための犠牲者がおられるのではありませんか。
欧米では、BMIが18以下ではファッションモデルとして採用されなかったり、誤った痩せの煽動に罰金が課される程に警戒されているのは、痩せによる死亡危険が問題となっているからです。
我が国で死の危険が増すBMIは、欧米以上に肥満より痩せのBMI危険域の人達が、ハルカニ、多いのです。

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