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頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

幸せになる健康栄養食を食べるには-エピジェネティック(遺伝子調節)茶の湯・Epigenetic Way of Tea・・6 日常茶飯のリアルand/orバーチャル茶の湯-4

 飲茶や食文化もSDGs(2015年の国連サミットで採択された持続可能な開発目標)による地球の地質、環境破壊や地球温暖化対策を基本にする必要があります。
 私が大好きな牛肉を生産するために、全世界で言えば畜産分野の温室効果ガス排出は18%を占めるのですが、その80%は牛肉生産によって排出されます。
 また、農業で用いられる化学薬品や肥料に加えて肉食に伴って排出される骨の成分である燐酸やカルシウムなどの化学成分によって地球の地質成分は大きく変わってしまったのです。
 最近話題となっている「人新世」は20万年位前のホモサピエンス誕生以来の食生活や人口増加によって変わってしまったのです。
 つまり、人類の食生活や産業によって「人新世」と名付けられて地球の地質を変えてしまったために地球環境問題でもあるのです。
 それに加えて、人類の人口増加も97億人に達すると予想されており、地球環境やCO2排出による地球温暖化にも関係します。
 食品ロスも少なくする改善をしなければなりません。
 以上のいずれの課題も生産者のみならず、消費者の責務も意識しなければならないことだと判ります。
 我が国では2050年までに有機農業を耕地面積の25%にまで拡大する目標を示しました。
 また、食品ロスを減らしたり、樹脂、プラスチックを用いた買い物袋や食品の包装を減らそうとするのも海洋汚染などで話題のように環境破壊となっているからです。
 最近、大豆ミートが代替肉として健康問題に加えてエコ意識の高まりとして次々と商品開発が行われています。
 スーパーなどでも見かけるようになりました。
 また、アメリカから始まったマクドナルドなどで代用肉ハンバーグなどが食べられるようになった理由です。

 更に、今、遺伝子ゲノム編集による新品種の開発が行われるようになりました。
 人口増加対策として農業生産法や環境問題の解決としても役立つと考えられるからです。
 そうした遺伝子と関係した食品は人類にとってき危険ではないかと不安に思う人は少なくありません。
 科学的事実として、まず、ゲノム編集技術遺伝子組み換え技術とは食品開発にとって大きな違いがあります。
 ゲノム編集で起こっていることは植物のみならず人間にとっても常に起こっていることだからです(『ゲノム編集食品が変える食の未来』松永和紀著)。
 人びとの幸せや地球環境にとって食品生産は大きな関係がありますから、科学的事実をシッカリと理解することが重要
なのです。
 人間に起こっているゲノム変異によってはガンになるような変異がある一方で免疫力を高めるような変異もあるのです。

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