前回に続いて今回も「Consumer Reports（CR）」による「植物肉・代替肉」に用いられている食材について解説します。

2）含まれている食材

商品	挽肉70%	ビヨンドバーガー （BB）	インポシブルバーガー （IP）
食材	牛肉	少なくとも17種が含まれている	少なくとも20種が含まれている
		エンドウ、緑豆、米の蛋白質	ダイズやジャガイモの蛋白質
		菜種油、ココナッツ油、ココナッツバター	ココナッツ油、ヒマワリ油
		メチルセルロース	メチルセルロース
		ジャガイモデンプン	酵母抽出物
		ザクロ粉	培養デキストロース
		ビートジュース抽出物	加工デンプン
			大豆レグヘモグロビン

ビヨンドバーガー（BB）

　すべて植物食材はグルテンフリーです。
　蛋白質はエンドウ、緑豆、米の蛋白質。
　脂肪は菜種油、ココナッツの油とバターが使われています。
　ザクロ粉は肉の赤みを付けるためです。
　BBは遺伝子修飾した食材を用いていないとのことです。
　その他の植物肉としてソーセージ、挽肉の商品を作って売っています。
　値段は食品店で普通の挽肉が4ドルとしたとき、6～7ドル、12～14ドルだそうです。

インポシブルバーガー（IP）

　IPの植物肉もグルテンフリーです。
　蛋白質は大豆やジャガイモ蛋白質で、脂肪はココナッツとヒマワリ油の混合オイルです。
　IPのバーガーの特長で問題となっているのは大豆レグヘモグロビン（Soy leg Hem）が用いられていることです。
　Soy leg Hemは大豆の根から作られているそうで、肉のヘム鉄と化学的に似ているそうです。
　また、植物肉の味、食感、"肉汁"まで牛肉のように思えるとのことです。
　人類は大豆は食べてきましたが、根から作られるレグヘモグロビンは食べてはいないとCRの科学者たちは忠告しています。
　値段はバーガーキング（Barger King）では5.59ドルであり、ベアバーガー（Bare Burger）では14ドルだそうです。

　BB、IPのいずれも植物肉は肉のような味や外見だそうです。
　いずれにしても評価は植物肉バーガーが本当の肉のハンバーガーだとしています。