文化講座
かて茶&かて食の健康栄養食の条件-5 糖質-6
糖質が糖尿病による血管障害の原因となる
糖質は糖尿病や全身の血管障害を促進する原因となります。
高糖質食の食習慣で注意すべきは糖尿病と動脈血管の動脈硬化を誘発したり促進する危険があることです。
糖尿病は全身の血管障害を引き起こす病気なのです。
糖質による血糖上昇が糖尿病や動脈硬化の主たる原因となるからです。
動脈硬化は全身の血行障害によって大切な組織や臓器の障害となります。
眼の血管を悪くすれば見え難くなります。
腎臓の血管にくれば腎不全となるのです。
糖質による高血糖が誘発する糖尿病になった人たちが腎透析を受けたり、腎移植が必要となることが多いことはよく知られたことです。
糖尿病の人たちは脳梗塞や認知症になりやすくなります。
脳の血管も障害されやすくなるからです。
また、心筋梗塞、大動脈閉塞や解離性大動脈瘤や破裂の原因ともなります。
また、下肢への動脈の閉塞が起これば歩くと足が痛くなる理由となります。
少し歩くだけでも痛くなれば動脈狭窄が強くなった症状なのです。
また、タバコを吸うだけで足が痛くなるのも同様の理由です。
場合によっては、切断手術が必要となることがあります。
手足などが冷えたりシビレたりするのも血管が細くなって温かい血液を送ることが難しくなることが理由ともなるからです。
末梢神経の障害を誘発します。
体幹筋や骨も動脈硬化によって血液が十分に送られないこととなり弱くなります。
足、腰が弱ってしまう原因でもあるのです。
また、皮膚が若々しさを失うのも皮膚に必要な新陳代謝をスムーズに行えなくなって誘発することになります。
まとめると次のようです。
糖質による血糖の急速上昇や高血糖を続けると糖尿病の原因となる。
糖尿病は全身の血管の病気である。
すでに取り上げた急速血糖上昇を誘発するGI(グリセミック指数)の高い糖質は制限する。
糖質を沢山食べるGL(糖質負荷)が高い食生活は高血糖が続くことになるからひかえる。
糖質はヘルシー食との考えは改める!