文化講座
幸せになる健康栄養食を食べるには-エピジェネティック(遺伝子調節)茶の湯・Epigenetic Way of Tea・・13 日常茶飯のリアルand/orバーチャル茶の湯-11
2012年からテレビ東京系列で放送の「孤独のグルメ」(久住昌之原作)が大晦日から新年にかけてシリーズもまとめて放映されました。
仕事で出張しながら訪れた各地の普通の食堂に一人で入っていろいろなメニューを選んで楽しむ人気番組です。
一方で、2020年に始まった新型コロナ禍では、オンライン授業やリモートワークが子供から大人まで増えています。
そうした人たちでは世代を問わず「孤食」が広まっています。
規則正しく食べたり、栄養バランスの悪化や摂取カロリーも減って食が乱れて体重が減少して痩せる人たちが増えています。
逆に、一日当たりの運動量が減ったり平均摂取カロリーが増えて肥満になったりする人たちもいるのです。
また、家庭内でも一家そろってテーブルを囲んで朝食や夕食を「共食」するのではなくバラバラの食事スタイルが増えています。
実質的には「孤食」に近いと思います。
こうした状況にあって、どのように「共食」を増やして健康的な食事摂取や楽しさを味わえるようにするかが問題となっています。
「オンライン共食」で如何に食事を楽しむかも大切です。
エピジェネティックな遺伝子調節を好転させる食べ方が重要になります。
雑談をしながら食事を楽しもうとする試みがなされています。
コロナ禍での「孤食」は今までのように外食も十分に楽しむことが出来ないのが問題となります。
マスクや透明な仕切りでテーブルを囲んでいても自由に話せないのです。
「孤独のグルメ」では外食ですが、訪れた食堂でも一人の世界・「孤独」であっても、食べる食材や料理を一つ一つ自分の世界で好きなように楽しんでいます。
つまりは、「孤食」でも「共食」でもそれぞれが食をどのようにして楽しむかが問題だと判ります。
一人で好きに調理して、「孤食」を楽しむことも出来るのです。
フェイスブックが会社名を「メタ・Meta」と変えたり、マイクロソフトが7.8兆円の巨費を投じてM&Aによってメタバース分野に力を入れ始めています。
メタバースの世界はMixed Realityで仮想現実と自分のアバターによって現実の世界との繋がりがあります。
「メタバース」による「孤食」「共食」を楽しむ世界が開かれると思います。
リアルとバーチャルなコミュニケーション・繋がりによる「共食のかたち」がどのように発展するかが楽しみです。