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頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

幸せになる健康栄養食を食べるには-エピジェネティック(遺伝子調節)茶の湯・Epigenetic Way of Tea・・4 日常茶飯のリアルand/orバーチャル茶の湯-2

 エピジェネティック茶の湯・Epigenetic Way of Teaは日常茶飯にあって、一人ひとりの遺伝子調節が望ましいように変化するような心の豊かさと健康条件を持って生活することが大切です。
 加えて、人々との触れ合い、コミュニケーションによって、人間味、人間らしさを高めながらお互いが生きがいを持った日常生活を楽しみ喜びとなれば何よりとなります。
 Wellbeingにとってキーとなるからです。
 前回取り上げましたように、IT技術の発展によってリモートによる人間関係の喜びが楽しめるようになりました。
 Z世代(私はおよそ10歳から25歳ぐらいの年齢世代と考えます)に続く10歳以下のα世代はITが進化したAI、DX、アバターやロボットが日常化した環境で育つ子供たちで、この世代が世に出て活躍することになります。
 私のようにサイレント世代(Silent Generation)とは大きく異なった時代の自分の生き方や人間関係を築くことになります。
 私はそうしたサイレント世代やミレニアル世代以上の人々も含めたすべての世代の人々がお互いに理解し合い補い合って楽しく生きられるような文化を日常茶飯の茶の湯で築きたいのです。
 日本列島で育まれたり、芽生えている文化を発展させることも心がけましょう。
 そして、すべての世代の一人ひとりがエピジェネティックな遺伝子調節にとって望ましいWellbeing文化を築くのです。
 そのためにはミレニアム世代以上の人たちが"この頃の若い者たちは‼"と言っているのではなく、IT文化で育った若い人たちの考えや行動を理解しなければなりません
 また、逆も同様です。
 AERA('21.3.10 No.22)の巻頭特集に取り上げられたようにZ世代は「沈黙が美徳」とは対極の価値観を持って「発信が当たり前」の人たちなのです。
 スウェーデンの環境活動家、グレタちゃん(18歳)のように自分達が生きる将来でも持続可能(Sustainable)な地球環境で生活が楽しめるように一人で学校の授業を抜け出して「発信」することによって発展したのです。
そして、今や我が国も含めて世界中のZ世代以下の人たちが共感と賛同を集めて世界を動かすインフルエンサーとなっています。
 我が国のようにジェネレーションX(1965~1980年)以上の世代が中心の社会は10年後には大きく様変わりすることになります。
 私は我が国が誇る経済学者で生存していれば日本初のノーベル経済学賞を受賞と予想されていた宇沢弘文が主張した食、教育、健康などがすべての人に保障される社会共通資本を基とした社会となることを願っています。
 ニューノーマル(The New Normal)時代ではコロナ禍で判ったように食も含めた生活維持には不可欠なエッセンシャルワーク(Essential Work)社会共通資本なのです。
 そうした時代に生きるすべての世代の私たちが人間味ある日常茶飯の茶の湯の文化・エピジェネティック茶の湯を築こうではありませんか!!
 Well-being120の基本です!!

頤医の「かて食」&「かて茶」ワールド
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