文化講座
幸せになる健康栄養食を食べるには-ニュートリゲノミクス・・9 一人ひとりが自分の目指す健康
Wellbeingに生きるためには食と運動の組み合わせは重要です。
エピジェネティクス、ニュートリゲノミクスによる生体調節のスウィッチが生活習慣病の予防になるように調節するのです。
既に取り上げましたが、例えば、体形を気にして痩せたり、飢餓状態の母親が妊娠して「小さく産んで大きく育てる」とする人達は少なくありません。
また、男性が肥満ならば、その子供が肥満や糖尿病になることは多いのです。
女性・男性ともに食と運動によって適正なレベルになれば子供が肥満や糖尿病になる生体調節スウィッチが入る危険を減らすことが出来ます。
このように食や運動は、エピジェネティクス、ニュートリゲノミクスを介した調節が可能なのです。
肥満と糖尿病は私たちにとって老化促進とは極めて深い関係にあります。
エピジェネティクスの調節によって人類が120歳ぐらいまでは生きられるようになると思います。
老化で遺伝子が関係するのは約25%で残りのおよそ75%は生活環境因子によるとされています。
つまり、老化の75%は、エピジェネティクスと環境悪化防止で調節できる可能性が高いのです。
食、運動、ストレス、大気汚染、喫煙や飲酒なども危険な老化促進の原因となります。
食、運動、一人ひとりがストレスのない社会的、心理的、精神的な心にあるかは、いずれも生活環境汚染と共にエピジェネティクスに影響するのです。
つまり、Wellbeingライフが重要なのです。
遺伝子的には遺伝子(ゲノム)が不安定となったり、寿命をコントロールするテロメアの短縮や長寿遺伝子と言われる抗酸化作用と深い関係にあるサーチュイン遺伝子の活性化や調節がスウィッチコントロールとして大切となります。
私たち一人ひとりが日々の生活で環境汚染のない良い環境で心豊かに過ごしながら、食、運動、心の持ちようで遺伝子、エピジェネティクス、免疫力も高めることが可能なのです。
食と運動は、心、魂が智のホモ・サピエンスの身体と生きがいの基本となります。
また、気候危機と大気汚染はホモ・サピエンスの智の愚かさによって生命の源泉である水と空気の危機となります。
環境危機がコロナ危機を誘発し、日頃は当然と思った日常が出来なくなりました。
日本の日常文化でコミュニケーション文化の「かて茶&かて食」が出来なくなる危機です。
私達一人ひとりのエピジェネティクスを良好にするために皆んなの公益として出来ることからしなければなりません。