ナマステー
季節の変わり目には、体が不調になったり、心もおかしくなることが多いものです。
気温や温度などの気象条件に順応できないという面に、更に入学・入社・人事異動などの社会的な条件が加わって、心身の変調が表面に出てくるのが五月病です。
五月病を予防するためには、野山に行き、木に登って猿のように枝渡りをしたり、海に入って魚のように潜る・・・というように、自然の中で思い切り活発に遊び、本来の「たくましく生きてゆく」働きを取り戻すことです。
今月は、なかなか自然に接する機会の少ない人の五月病予防対策として、呼吸法をご紹介いたします。
-- プラーナーヤーマ --
私達の心はいつも揺れています。時々暴れ馬のように制御がきかなくなることもあります。そんな感情をコントロールして、静かで穏やかな心を手に入れるには、呼吸を調整することです。
心を変えたければ息を変えるのです。息は目と心。
呼吸を変えると、必ず
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① |
深くて振り幅の大きい呼吸 |
② |
ゆっくりとした周期の長い呼吸 |
③ |
律動的でリズミカルな命の喜ぶ呼吸 |
を心がけましょう。
「スクハ・プールバカ・クンバカ呼吸」=「ナーデーショーダナ・ナーデーシュッティ」
① |
右手の親指で右の鼻孔を押さえてふさぐ。人差指の先を眉間に当てる。
(人差指と中指を曲げるナーシカムドラーでもよい) |
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② |
心をヘソにおき、腹部をゆっくりと引っ込めながら左の鼻孔から息を出していき、肺に溜まっている汚れた空気を完全に出し切る。 |
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③ |
指はそのままで、左の鼻孔から息を入れていき、腹の底・中央・上部、肺の底・中央・上部の順に空気を満たしていく。 |
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④ |
左の鼻孔も他の三本の指で押さえ、両鼻孔ともふさぎ約5秒間(あくまで目安です。)息を止める。 |
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⑤ |
右の鼻孔を開き、ゆっくり息を出していく。最後にヘソを引っ込めて完全に息を出し切る。 |
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⑥ |
右の鼻孔から息を入れていき、十分に入ったら両鼻ともふさぎ、約5秒間(あくまで目安です。)息を止める。 |
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⑦ |
左鼻孔を開き、息を出していく。これを10回(目安です。)程繰り返す。 |
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このことで、息の垢(あか)はことごとく洗い流され、生命のエネルギーの循環が著しく改善されます。 |
◎ |
この呼吸法を実習することにより、あたかも森に入って自然の命にふれるような様々な感動がわきあがり、深い安らぎに包まれます。
新緑のナチュラル・シャワーで心身の垢(あか)を洗い流しましょう! |
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ナマステー |