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足心ヨーガ健康法 ~ちょこっとヨーガ~

厚生労働大臣認定 健康運動指導士
金城学院大学エクステンション講師
井坂ヨーガ研究所 代表
井坂 津矢子

腸を強くするポーズ

三月から、いよいよ季節は春です。
 春の入り口ですから、春が出たり入ったりしている月です。自律神経のバランスを崩しやすい月です。

自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類があります。
交感神経は、緊張・興奮状態にあるときに優位に働きます。
副交感神経は、逆にリラックスしているときに優位に働きます。
 例えば、ヨーガのポーズで痛いとか、苦しいとか、きついと感じたときに心臓の動きが活発になります。交感神経の働きです。
 リラックスしたり、ゆるめると、体が温かくなったり、手が温かくなります。副交感神経が働いて毛細血管が拡がるからです。

 それと、私たちは食事をしておなかが一杯になると眠くなります。これは消化を促すために副交感神経が優位になるからです。ということは、胃腸だけは副交感神経が優位のときによく働くということです。

 そこで、今月は腸を強くするポーズを取り入れてみます。
 本当は、交感神経と副交感神経のバランスを保つには、一言でいうと、「自然の摂理に則した規則正しい生活」をすることだそうですよ。


~~アーサナ~~

(1)腹筋のポーズ
 
上向き
片膝立てる
伸ばした方の足を床から上げる
甲とアキレス腱を交互に動かす
 
足のアキレス腱を伸ばして
足の甲を伸ばして
(2)お尻をしめるポーズ
 
(a)顔は下向き お腹は床
下向き
両手前方へ伸ばす
ゆっくり上体を起こす(肘が伸びる、顔は下向き)
両足揃えて上げる
<きつい人は広げて上げる>
 
(b)慣れたら
(a) のポーズのままで、片腕を横に上げる
(3)シルエットのポーズ
 
座って両膝立て、膝と膝の間を広げる
両手 上
  両手 前
片方床 反対の手は、斜め上方向に伸ばす
(手は床に置かなくてもいいですネ)
<1>
  <2>
<3>
(4)ミュージカルスターのポーズ
 
上向き
片膝外へ倒す
(反対の足は床に伸ばす)
伸ばした足と同じ側の手を上に
曲げた膝の側の手は横に伸ばす
手・足の伸ばした方の脇を伸ばす
(5)プリエのポーズ
 
立つ(つま先立て、踵上げる)
両足は腰幅より広く
(つま先は外側にして)
両手は横に広げる
膝を曲げる
膝曲げたまま、踵上げる
踵上げたまま、膝を伸ばして下ろす

写真だけでは表現しにくいポーズが多くあります。それに、写真だけでは流れが分かりません。
どうぞ、どこかの教室へ足を運んでください。


今年は暖冬だ、温暖化の影響だとかいっているうちに、はや本当に春の季節になってきました。少々の寒暖には影響されない心身の強さを「足心ヨーガ」で培っていただければこれに勝る喜びはありません。
陽光きらめく春をみんなで満喫しましょう!
  ナマステー
足心ヨーガ健康法 ~ちょこっとヨーガ~
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