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信天翁喫茶ワールド

信天翁(アホウドリ)喫茶主
医学博士 山中 直樹(宗直)

臨床喫茶学:30

「ワンピース」の価値観と人間関係-12-

和モダンの共食共生の日常生活

 現在の情報化社会ではITの技術革新によって人間一人一人が生活する社会環境を急速に変えています。
 今や一人一台以上の契約数となった携帯電話はスマートフォンが近年の出荷台数の過半数以上となっているのです。
 「人と機械が意思疎通する世界」が開かれつつあります。
 一方では「機械と機械が通信する」と言う『M2M』(Machine to Machine)の世界が実用化され、普及しようとしています。
 人間と機械、機械と機械による社会環境が調へられようとしているのです。
 つまり、人間社会、人間の暮らし方、一人一人の日常生活の仕方が大きく変わろうとしているのです。
 我が国は明治の初期に産業革命による新技術たる蒸気力によって交通機関が発達して社会環境、日常生活スタイルが大きく変わることになりました。
 福澤諭吉は、人々の生活意識の変化が重要だと「民情一新」を著したのです。
 化石エネルギーを用いた蒸気力によるエネルギー利用は交通手段に革新を誘発しました。
 電気エネルギー利用によって通信技術の発展をもたらし、今日のITによる情報通信社会を開くことになったのです。
 そして、人間と機械、機械と機械が自在に情報を交換する程に発展しました。
 そうした社会環境にあって、グローバル社会、グローカル社会とはが問題となります。
 私たち一人一人の身近な問題として、日常生活は如何様になっていくかということにあります。
 一人一人の日常生活は、とどのつまりは「健康寿命&平和寿命」をいかに生き、自分自身の意志として、日常茶飯の選択をするかとなります。
 自由社会では個人個人が決めることが出来るのです。
 今後、人間は機械との境界がはっきりしない「人間の暮らし」が待っているのです。
 そうした時代に一人一人が如何なる「健康寿命&平和寿命」を営むかを考えるべく、私は「Dr.ビュート流健康寿命&平和寿命を延ばすガイド本」を上栙しました(アマゾン通販で購入できる)。
 今後、人々の日常生活に生きた喫茶・茶の湯が内包する共食共生の心は「ワンピース」の麦わら一味と共通するキーだと思います。

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