文化講座
寄せ植えの楽しみ
私は、いろいろな植物を育てています。マニアのコレクターですから、植物についても同じ仲間や同じような形態を持つ植物など系統づけて集め育てたくなります。それは、切手や昆虫のコレクションと同じ感覚です。
でも植物は、入手したあとも適切な管理を続けないと良い状態を維持できません。
この状態を続けていますと、最初は楽しかった趣味が、コレクションの維持という義務になってしまいちょっとストレスになってしまいました。たまたまコレクションとは対極の寄せ植えやコケ玉作りをしてみると、思ったよりも楽しかったのでそれ以来はまって現在になっています(現在は仕事になってしまいました)。
私の場合は最初に、気に入った植物を見たときに、どの植物と一緒に植えるとお互いが引き立つかを考えます。そのあと植えこむ鉢を決めます。気に入った鉢を入手した場合は逆で、鉢に合う植物に思いを巡らせます。この時間が一番気に入っています。これはファッションのコーディネイトみたいですね。
今回は、カラス葉のサルスベリが気に入って、寄せ植えを作ってみました。
最初に候補の苗を一緒に並べてみます。
左上、ローズヒップ、カラス葉サルスベリ、手前左シラサギスゲ、細葉タムラソウ、姫ザクロ
どれも決まりませんでした。
もう少し、庭から苗の候補を探してみました。
左から、八重山野イバラ、イワシャジン、サルスベリ、タムラソウ、朱金ハギ、ケイビラン黄金葉アジサイ他
イワシャジン、サルスベリ、ケイビランに決めました。
用土は、硬質鹿沼土小粒、硬質赤玉土小粒、軽石、腐葉土4:3:2:1の比率にしました。
山草を使ったのでコケを敷きました。
コケ玉も作ってみました。
ギャラリー(最近の私の庭の植物です)
ケイビラン・・・葉の形状が雄の鶏の尾羽根に似ている処から名付けられた。紀伊半島以西に分布。
ギボウシ八重咲き「彩重」(あやがさね)
アイタデ・・・葉を藍染に使います。一年草です。
タヌキマメ・・・マメ科の一年草。全国に分布しますが自生地は減っているそうです。庭に植えると種子が飛んで毎年あちこちの鉢に生えます。
今年も、沢山収穫出来ました。イチジクの黒実ビオレソリエスです。果肉も赤くとてもおいしいです。
皮ごと食べられます。
植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/