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ガーデニング

園芸家 栄中日文化センター講師 名古屋野生蘭同好会会長
吉田 篤

セツブンソウ(節分草)キンポウゲ科

 早春の野山に咲く花を、「スプリング・エフェメラル」と呼んでいます。早春に花を咲かせ2ヶ月くらいの間に葉も消えてしまう植物が多く「春の妖精」とも呼ばれています。その中でも、とりわけ早く開花するセツブンソウは、春の訪れを告げる植物として人気があります。私も毎年セツブンソウを見に出かけています。
 自生地は主に石灰岩地帯です。愛知県は新城の石雲寺が有名です。滋賀県は伊吹山の大久保に行かれると良いでしょう。どちらもセツブンソウの時期には賑わいます。
同じ頃に咲く福寿草、雪割草(ミスミソウ)、キクザキイチゲ、ニリンソウ、リュウキンカ、オキナグサなどもキンポウゲ科の植物で、花弁に見える物は、ガク片です。クリスマスローズと同じで簡単に散りません。
早春は、まだ昆虫も少ないので、大きな目立つ花を咲かせ昆虫を呼んでいます。


セツブンソウ

 愛知県の自生地では、陽だまりの場所で2月の節分の頃に咲き始めます。花の見頃は、例年2月下旬頃です。伊吹の大久保は3月上旬です。


福寿草


オキナグサ芽出し


オキナグサ


ユキワリイチゲ


ニリンソウ

植物の知識が広がる講師H.P.
http://floweryhill.net/

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