文化講座
レッスン27 非人称的な表現について その2

クレモナ(ロンバルディア州):クレモナ大聖堂と塔
Cremona(in Lombardia) : La Cattedrale di Cremona e Il Torrazzo
レッスン27 非人称的な表現について その2
E. 天候などを表す非人称動詞
天候などを表す動詞は日常会話ではよく使われます。動詞は三人称単数形で使われます。天候を表す動詞には以下のようなものがあります。
piòvere(雨が降る)・nevicare(雪が降る)・tuonare(雷が鳴る)・lampeggiare(稲妻が光る)・brinare(霜が降りる)・grandinare(あられ・ひょうが降る)・albeggiare(夜が明ける)・annottare(夜になる)・imbrunire(夕暮れになる)・tirare vento(風が吹く)など
例文:
- Piove da ieri.
(昨日から雨が降っている) - Piove ancora. Mèglio prèndere(portare) l'ombrello.
(まだ雨が降ってるよ!傘を持っていったほうがいいよ!) - Nèvica da due ore.
(2時間前から雪が降っている) - Al mio paese d'inverno nèvica molto.
(私の郷土では、冬は雪が随分降ります) - Piove spesso in questi giorni.
(最近、よく雨が降ります) - Al mare tira sempre vento nel pomerìggio.
(海では午後になるといつも風が吹く) - Oggi tira vento e tuona da un po', mèglio restare a casa.
(今日は少し前から風が強くて雷も鳴っているので、家にいたほうがいい) - Piove da tre giorni senza sosta.
(3日間ずっと雨が降り続いている) - Tuona in lontananza, forse sta per arrivare un temporale.
(遠くで雷が鳴っている。おそらく嵐が近づいているかも!) - Stanotte nèvica e tutto è coperto di bianco.
(今夜は雪が降り、すべて白く覆われている)
F. 非人称動詞
動詞のなかには非人称動詞として使われることの多い動詞があります。以下のような動詞があります。日常会話で使いこなせるようになると、会話の幅が一気に広がりますのでしっかり覚えましょう。
これらの動詞は、[非人称動詞の三人称単数+不定詞]となります。また従属節(che~)を取る場合は動詞が接続法をとるので注意する必要があります。
bisognare・occòrrere(~は必要である)
accadere・avvenire・succèdere・capitare(~が起こる/~ということがある)
sembrare・parere(~のように思われる・~にみえる)
bastare(~で十分である)・convenire(~した方が良い)・importare(~重要である)・risultare(~という結果になる/~はっきりする)など
例文:
- Bisogna fare attenzione quando tuona.
(雷が鳴っているときは気をつける必要があります) - Occore andare alla posta a ritirare un pacco.
(小包を引き取りに郵便局に行く必要がある) - Ci basta prèndere una tazza di caffè la mattina.
(我々にとって、朝は一杯のコーヒーで十分です) - Quando piove, bisogna portare l'ombrello.
(雨のときは傘を持っていく必要がある) - Quando nèvica, bisogna stare attenti a dove si mèttono i piedi.
(雪の時は、足下に気をつける必要がある) - Sembra che tu sia stanco.
(君は疲れているようだ!) - Sembra che domani piova(nevichi).
(明日は雨が(雪が)降りそうだね!) - Non importa che venga anche tu.
(君も来るには及ばない) - Non mi risulta che sia uscita Maria.
(マリアが出掛けたかどうかはっきりしない) - Pare che stia per piovere.
(今にも雨が降りそうだ)
G. 非人称動詞の過去形について
「過去の出来事」や「過去の事実」を表現する場合は近過去(...した、...しました)を使って表します。一方、「過去の継続」「過去の習慣」「背景や描写」「過去の状態」などを表現する場合は半過去(...していた)を使って表します。
尚、非人称動詞を使って近過去を作るときは、大抵の場合は助動詞essereを使いますが、稀に天候などを表す動詞の場合avereを取ることもあります。例文では現在・近過去・半過去の順にまとめましたので、その違いに注意して下さい。
例文:
- Piove da tre giorni senza sosta.
(3日間ずっと雨が降り続いている)
È(Ha) piovuto tutta la notte.
(一晩中雨が降った)
Pioveva quando sono uscito.
(外に出たとき、雨が降っていた) - Sembra che domani piova.
(明日は雨が降りそうだね!)
È sembrato che piovesse.
(雨が降っているように見えた)
Sembrava che piovesse.
(雨が降っているようだった) - Bisogna finire questo lavoro entro oggi.
(今日中にこの仕事を終わらせる必要がある)
È (ha) bisognato fare presto.
(急がなければならなかった)
Bisognava aspettare ancora un po'.
(もう少し待っている必要があった) - In montagna tuona spesso durante l'estate.
(山では夏の間、よく雷が鳴る)
Ieri notte è(ha) tuonato così forte che non riuscivo a dormire.
(昨夜は雷がすごく鳴っていて、眠れなかった)
Ieri notte tuonava così forte che non riuscivo a dormire.
(昨夜は雷が激しく鳴り響いていたので、眠れなかった)

