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インターネット公開文化講座

文化講座

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カラーコーディネーターに聞く色の活用術

栄中日文化センター講師
竹内 ゆい子

アンチエイジングカラー

 高齢化が進む現代社会において、アンチエイジングという言葉を数年前からよく耳にするようになりました。アンチエイジング化粧品、アンチエイジングエステ、アンチエイジングサプリメントなど若返り効果を期待させる商材はたくさんありますが、商材そのものではなく、付加価値としての色で簡単に効果を出すことをご存知でしょうか?明るく、柔らかく、穏やかで優しく、女性的な色と言えば、迷わずピンクが浮かんできませんか?幸福感や精神の安定を与えてくれるピンクは女性にとって嬉しい効果ももたらしてくれる色です。
 色には身体の生理機能を活性化するというパワーがあります。ピンクには女性ホルモンの内分泌を活発にするパワーがあるのです。女性ホルモンは、肌の潤い、ハリを保ち、髪・爪に艶を与え、女性らしい美しいからだを作る手助けをする、女性にとっては大切なホルモンです。女性ホルモンの分泌を活性化するピンクはまさに「アンチエイジングカラー」といえます。パーソナルカラーを活かして、肌色に近いピンクを下着やパジャマなど、直接肌に身につけるものに選ぶとより効果的です。ピンクのパジャマで眠ると、潜在的な女性らしさを呼び覚ましてくれます。
 また、ピンクには交感神経を刺激して脳に血液を送るという効果もあるので、疲労の緩和や痛みの軽減、老化予防にも役に立ちます。アメリカでは老人ホームのインテリアにピンクを取り入れたところ、59人の入居者のうち15人が明らかに好転したといいます。ピンクのインテリアで囲まれ、ピンクの洋服を着て生活している女性は小じわが目立たなくなり、肌もみずみずしくなったという実験結果があるそうです。
 女性にとって嬉しい事ばかりのピンクですが、男性が取り入れるのも素敵です。パーソナルカラーを活かしたピンクを、ネクタイやシャツに使ってみましょう。甘さや優しさをさりげなくアピールする事ができ、女性受け抜群です。ただ、ビジネスには向かない色ですからデートやパーティーなどTPOをわきまえて使ってください。ピンクは甘過ぎて、ファッションにもインテリアにも取り入れるのは苦手という方には、お部屋にピンクの花を飾って毎日眺めるだけでも効果があります。「アンチエイジングカラー」の効用を是非、ご自分に合った方法で試してみてください。

《冬のピンクの花》
エリカ カトレア 金の成る木 カランコエ 寒椿 キルタンサス クリスマス
ローズ
サイネリア 山茶花 サルビア シクラメン 蝦蛄葉
サボテン
蛇の目エリカ 西洋桜草
セイロン弁慶草 線香花火 セントポーリア 椿葛 ツルバギア デンドロビウム 緋色さんじご
ヒマラヤ雪ノ下 プリムラ 冬牡丹 木瓜 薮椿 ラナンキュラス ルクリア

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