文化講座
リラクセーションでストレス解消
4月は季節の変わり目と、環境が大きく変化が重なる大切な時期です。
この時期には、新生活をスタートされる方、または、転居や転勤など
生活環境も変わる方も大勢いらっしゃいます。
小さなストレスでも、積み重なることで大きなストレスに変わることもあるようです。
そのストレスは、睡眠へも影響しますので、充分注意をする必要がありそうです。
バランスの取れた食事を摂る事や、適度な運動などはもちろんですが、
是非、積極的にリラクセーション法を有効に使ってストレスを解消してください。
まずは、
自分自身のリラクセーションの状況を確認しなおす必要があります。
現在、行っている
あなたのリラックス法を思いつく限り書き出してみて下さい。

さて、いくつぐらい書けましたか?
ある金融機関で講座をさせて頂いたときに、同じ質問をさせて頂きました。
そのときに、こんな質問が出ました。
『飲むことは、リラックスになりますか?』
40代後半の中間管理職の男性でしたが、
まず リラックスとはなにかということも、理解できていない様子でした。
リラックスとは、副交感神経が優位になり、くつろぐこと、ゆったりした気分になることといわれていますが、
具体的には、脳や筋肉を休息状態にし、混乱しないで落ち着いた状態で物事を処理することができることでしょうか。
リラックスすることは、たいていの方が健康に良いことだと同意されることだと思いますが、
どのくらいの方がそれを意識して行っているのでしょうか?
その男性は、飲み会くらいしか思いつかないと言われたのですが、
その飲む機会で同席されるのは、職場の部下がほとんどとのことでした。
『その会では、くつろげますか?』との質問をしたところ、
『・・いいえ。』と、残念そうにお答えになりました。
全くリラックスできていないとカラダはもちろん精神的にも疲弊し心の病になることもあります。
ですが、この男性はそんな様子はありませんでした。
ということは、リラックスしていることに気づいていないだけということになります。
実は、リラックスしていても気づいていないということが、結構あります。
特に、男性に多くみられる現象ですが、
例えば、家に帰って 靴を脱ぐだけでもリラックスすることはできますし、
早い方は、帰宅する電車の中でもリラックスし始めている方もいるはずです。
でも、気づかないということが とても問題のように感じます。
うつ病になるのは、女性の方が多いのですが
自殺を選ばれる方は男性の方が多いという調査があります。
これも、些細なことでうまく気持ちを切り替えることのできる女性の方が
精神的に強いからといえるかもしれません。
女性は、
雑貨屋さんで、買い物をしただけで幸せな気持ちになれますものね。
もちろん、男性でも上手に切り替えている方もいますし、女性でも男性のように リラックス法が全く出ない方もいるので、一概には、言えませんが
リラックス法を上記の欄に、
瞬間、1日の終わり、1週間、1ヶ月、半年、1年
など、どの程度にできているかも確認しながら、書き出してみてください。
できればご家族で書いてみてもいいですね。
ご主人様、10個以上書けるでしょうか?
多い方は、20個以上でます。
あなたは、どのくらい書けそうですか?
こうした状態を日常的に取り入れることによって、睡眠に質を上げ集中力・持続力などを向上して、QOL(クォリティー オブ ライフ)も是非向上して参りましょう。
このリラクセーションですが、
『環境を整えること』
『積極的に取り組むこと』
この2通りがあります。
今月の情報も、是非お試しください。
<食事>
~春キャベツの香味スープ~
キャベツやたまねぎは、丸く穏やかなエネルギーとなり、精神を落ち着かせます。
イライラを鎮める香り成分『アピイン』には、精神を安定させリラックスする効果があるといわれています。
葉に多く含まれ、かつ深い味わいを出すので、積極的に頂きましょう。
春キャベツの香味スープ 作り方
~材料~
- たまねぎ 1/2個
- セロリ 1/2本
- にんじん 1/2本
- 春キャベツ 1/8個
- ローリエ 1枚
- 水 500cc
- 塩 小さじ1/2
~作り方~
(1)野菜は、セロリの葉以外全てみじん切りにします。
(2)全ての材料を鍋に入れて蓋をして中火にかけます。沸騰したらとろ火で10分煮込みます。
(3)セロリの葉を取り出して、塩で味を調えでき上がりです。
<アロマテラピー>
~春のさわやか バスソルト~
森林のさわやかな香りのサイプレスのバスソルトで、木々が芽吹く季節にぴったりのさわやかバスタイムを楽しみましょう。
<<作り方>>
- 天然塩 30gを器に入れて、サイプレス精油を2~4滴たらし、よくかき混ぜます。
- さらに、スッキリさせたい方には、レモン精油を足すと良いでしょう。
※ただし、レモン精油は刺激が強いため、肌が敏感な方は使用をお控えください。
<運動>
~腹式呼吸~
腹式呼吸で、意識的に息を吐くこと。
これが、副交感神経を優位にする・・つまりリラックスを誘います。
とっても簡単で、どこでもできます。
緊張するシーンの多い方には、是非使って頂きたいと思います。
(1)まず、鼻からゆっくり息を吸います。
このときに、お腹のおへそ下辺りに空気を溜めるよう意識しながら膨らませます。
(2)口から、細く長い糸を出すように息をだします。
このときに、腹筋を使いながら溜まった空気を出します。
息を吸うときには、良いイメージ(気持ちのよいもの、健やかなもの、新鮮なものをカラダに取り込むように)
吐くときには、
悪いもの(良くない感情、マイナスなことやものなど)をカラダから出すイメージで行ってください。
できれば、新鮮な空気がいいので、屋外がいいですね。
これを数回繰り返しますが、ポイントは
吐く息の長さを長くすることです。
吸う息:吐く息 1:3
仰向けになって、お腹に手を置きながら行うとわかりやすいです。
今月は『リラックス』についてお伝えさせて頂きました。
今夜もぐっすり眠れますように。
最後まで読んで頂きまして
ありがとうございます。
快眠セラピープラスドゥース代表 スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)