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ぐっすり眠れる快眠法のすべて

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

あなたに合った睡眠時間

山々の緑も深みを増して
すっかり夏めいてきましたが、

5月のお出かけシーズンとは違い、
6月はどちらかといいますと雨が気になり、
おうちで過ごすことが増えて参ります。

この様に外に出られない場合には、
睡眠にどのような事が起きやすいかといいますと
やはり、ウツウツとした気分になりやすく、
入眠の時間がいつもよりかかってしまったり
身体を動かす機会が少ないと、身体がダルく感じたりします。

皆様はいかがですか?

特に、
主婦の方にとりましては、洗濯物が乾かず、室内がじとっとした空気や匂いに悩まされる嫌な季節ですね。

個人的には、雨は嫌いではないのですが、洗濯物や、外に出る機会に足元が濡れたりして、少し憂鬱な気分になります。

最近、百貨店や靴屋さんで、
とても可愛いリボンのついた長靴や、鮮やかな花柄の長靴を見かけます。
この様な視覚から、気持ちを盛り上げるということも
とても重要です。

気持ちは五感から伝わり感じるものですから。

今回は、
主婦の方、特に働いていらっしゃる主婦の方にお届けしたいと思います。



働く主婦の子育て術~快眠法~

(1)睡眠の守って戴きたい時間帯につきまして

『働く主婦の方の子育て術! イケメンパパの子育て術!』
最近、この様なタイトルの講座をよく見かけます。NHKなどでも特集をしていたりしますね。
ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

働きながら子育てするには、周りの環境がとっても大切です。
私自身も、中学2年生と小学4年生の子どもを持つ親として、
普段からとても時間に追われておりますが、周りの家族に支えられて頑張れます。
ですが、
やはり母親として、子どもが小さいときは充分な愛情を届けたいもの。
皆様は、どう伝えていますか?

まず、ご自身の生活で
常に時間に追われて働く主婦の方が、一体どこで時間を削るのかといいますと、

一番は、やはり睡眠時間になってきます。
どうしても物理的にそこの時間を削るしかないのです。
ですが、お伝えしているように、
睡眠時間というものは、私たちの免疫アップの時間として本当は削れないもの。
だとしましたら、

短い時間でも、効率の良い睡眠時間を得ることがポイントになります。

さて、この睡眠時間。
皆様は、
朝型?夜型?どちらでしょうか?

<朝型>といわれる方は、
子どもと一緒に休み、朝早く起き出して仕事の処理や、家事をするタイプの方。
一般的に、9時か10時には就寝し、朝4時~5時頃起きる方が多いようです。

<夜型>といわれる方は、
子どもを先に寝かしつけ、寝静まったころから仕事や家事をこなし、
1時~2時位に休まれるタイプの方。

いずれにしましても、
どの時間帯に休むか。どの位休むことが、休んでいるといえるのでしょうか?
そんな質問をよく受けます。

答えは、人それぞれに違います。朝起きたとき、スッキリしていれば
その時間は合っていると言えるのではないでしょうか。

ただし、
この時間は外さないで欲しいという時間帯があります。

なるべく、
10:00~14:00
この時間帯は、お休みいただけるようにされると良いかと思います。
もちろん、大人が10:00になんて難しいかもしれません。
要は、なるべく概日リズムに合わせた時間が大切ということなのです。
人間は、植物と同じように太陽の恩恵を受けて生きています。

ねむれなくなったら、まず睡眠のリズムの確保が大切です。
ご自身の睡眠時間が適切かどうかは、先述のとおり、朝スッキリ起きれるか。そして、日中しっかり動けるかどうかですが、
何時間眠る事が本当に自分にあっているのでしょうか?

それは、一度試してみてください。
何の時間の制約も無いときに、思う存分眠ってみる・・そして、スッキリ起きれた時間がご自身に合っている時間といえるかと思います。

よく、ノンレム睡眠のときに起きると、目覚めがスッキリすると聞きます。
脳が起きている時間なのでそういわれるのでしょう。

ただ、レム睡眠と、ノンレム睡眠が1サイクル90分~120分という幅が広いため、
それを参考にしながら、

やはり、自分の時間を体感で見つけることが早い気がします。
大切なのは、
その前日をチェックしていただきたいことです。

(1)どのような食事を摂られましたか。時間・内容
(2)どのような運動をされましたか。時間・内容
(3)感情はいかがでしたか?
(4)生活のリズムはいかがでしたか?

上記の項目をチェックしていただき、ご自身に合った睡眠時間を調整していきます。
その時間を、再度試し、これが合っているのかもと思う時間を日常的にも心がけます。

こうして、ご自分に合った時間を見つけます。短眠法が合う方もいらっしゃれば、無理な方もいらっしゃいます。

訓練すれば、短眠法も可能だとおっしゃるドクターもいらっしゃいます。
確かにそうかもしれません。

唯一いえますのは、
健やかな時間であって欲しいということです。

さて、あなたは、短眠タイプですか?長く眠るタイプでしたか?

今回も最後までお読み戴きまして本当にありがとうございました。

皆様が ぐっすり眠れますように・・。心から願っております。


快眠セラピープラスドゥース代表  スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス  http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)


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