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ぐっすり眠れる快眠法のすべて

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

自分のベストの快適睡眠時間を見つけましょう!



すっかり春めいて参りましたね。
少しずつ、暖かくなり上着も要らない日もあり
なんだか心もウキウキして、
新しいことに挑戦したくなりませんか?

実はそのウキウキするこころにとっても、3月はとても大切な時期です。
といいますのも、心療内科を訪れる方の最も多い時期は5月~6月ですが、今のこの時期にきちんと体内時計の調整が出来ていないと、4月が上手く迎えられなくなり、ついには5月病になったしまったり・・と、こころの抵抗力も落ちてきやすくなります。

3月はこの大切な体内時計のお話を少しさせていただきます。

そもそも、体内時計とは、私たちの体内にあり様々な生体のリズムを刻んでいます。

そのリズムは、
ストレス社会や、ついつい車に頼る日常生活による運動不足、普通になってしまいましたが24時間のコンビニ営業、学生の方はいつが眠る時間なのか身体を思うと、将来がとても心配になります。

また更に、
最近の不況等などによる諸事情で身体への負担も増え、
そのリズムは、ますます狂ってしまってきているように思えます。

そのリズムを戻すためには、まず
朝にきちんと朝日に当たる。日の光を浴びると言うことが大切です。

朝の光は私たちの身体の中にある
体内時計を刺激し、生体リズムを1日24時間に調整してくれる役割を持っています。体内時計は正確ではないために、若干長めになっています。
毎朝太陽の光を浴びることで調整されて、身体の機能を起こします。
メラトン(眠りを誘うホルモン)も、朝日を浴びることで分泌が止まって、目覚めを促すのです。

常に忙しい私たちは、運動不足気味。
出来れば、
朝、日に当たりながらお散歩されるといいですね。
体内時計を調整し、さらに身体を起こす役目も果たします。

なにより、
朝から良い時間を過ごして、一日スッキリ元気に過ごせそうです。

これから暖かくなり朝もつらくなくなります。
是非、お試しくださいませ。



私がお勧めしている快眠コントロール法の中のひとつに
眠りの日記をつける方法があります。
これも、
気づきを持っていただくということに繋がるのですが

まず、
眠れなくなりますと、どうして眠れないのか。と、とても悩みます。

そうなったときに、
なぜ眠れないのか、まず自分の今の睡眠の状況を知ることが大切です。

日誌をつけると、
案外、分かっていたつもりでも、新しく見えてくることがあります。

簡単ですので
是非挑戦してみてください。

<<簡単睡眠日誌のつけ方>>

(1)日誌を用意する ・・できるだけ書きたくなるもの。可愛いノートとかいいですね。
(2)子供時代、夏休みに書く一日のスケジュールのように線を引きます。
(3)以下のことを主に記入や、色塗りをしていきます。

・ 睡眠の状態・・主に時間
 ※深く眠ったときは、濃い色で、なんとなく起きていたときは空白に。
 ※就寝時間、起床時間
 ※実際に眠った時間の合計
 ※調子が良いときの状況も書き込むこと


・ 食事の状態
 ※食事の時間、内容
 ※間食の記入

・ こころの状態

 ※簡単に 悲しい、辛い、楽しい、嬉しいなど心の状態と、理由など
 ※朝起きたときのこころの状態
(4)まずは、つけてみます。
そうすると、自分が眠れない理由が案外みつかったりします。
また良い睡眠の状態のときもつけているので、自分のベストな快眠時間が分かります。

例えば、8時間睡眠が良いとされています。
90分サイクルのレム睡眠とノンレム睡眠では、脳が起きている状態のレム睡眠のときに起床するのがスッキリ起きれます。
ですがこの時間は、実際自分がどうなのか計ることによって見つかりやすくなるのではないでしょうか。

是非、
チャレンジしてみてください。

そして、
自分だけの快眠リズムと 快適睡眠時間を見つけてください。
より、自分らしい生活を送るために・・。

今夜もぐっすり眠れますように・・

ありがとうございます。


快眠セラピープラスドゥース代表  スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス  http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)


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