愛知県共済

インターネット公開文化講座

文化講座

インターネット公開文化講座

ぐっすり眠れる快眠法のすべて

一般社団法人 日本快眠協会 理事長
日本心身医学会学会員/睡眠学会学会員
今枝 昌子

~今年の暑い夏、熱帯夜に負けない快眠術~



今年の夏は本当に暑いですね。
多治見市がまた、今年も日本一暑い市として何度も新聞に載り、可愛らしいキャラクターの『うながっぱ』のうちわが女子高生に、とっても人気だそうです。
ですが、ムシムシとした湿度の高い寝苦しい熱帯夜が長く続き、室内でも熱中症で、多くの方が倒れたりという事も沢山起きてしまいました。
エアコンも、付けたままで過ごされる方も多いのではないでしょうか。
エアコンを、つけないと眠れない・・
でも、朝までつけたままですと、身体がだるくなったりしてスッキリしない・・そんな事を多く聞きます。
こんな夏を乗り切る快眠術をお伝えしたいと思います。

1. 湿度の調整

まず、夏の快眠術は湿度のコントロールです。
理想の湿度・温度をご存知ですか?
湿度 : 55%
温度 : 33℃
といわれています。
夏の夜は湿度も高い上に、汗をかくことによって、床内の湿度は更に上がります。
この床内湿度をコントロールすることで、寝苦しい熱帯夜の寝付きを変えていきます。

2. 身体作り

夏は、ぐっすり眠れないうえに、暑いため食事も冷たいものや、水分を摂り過ぎたり、食欲がなくなるために刺激物を摂ったりしがちです。
そんなときは、胃腸の調子が狂いがち。健やかな睡眠のためにも、食事術は欠かせません。
お腹を整える為には、

1) 胃腸力UP食事術
腹八分目(六分目)
お腹一杯食べることは、内蔵を疲れさせることになり、胃にも負担がかかります。
夜眠る時間には、しっかり消化が出来ていることは快眠するのに、大切なポイントです。
時間は規則正しく
食事を決まった時間に摂ることによって、身体がリズムを取りやすくなります。
食事と食事の間隔を空けないことも、胃に負担をかけないことに繋がります。
消化のいい食事
☆低脂肪で、高タンパクがポイントです。
それには、
豆腐 鶏肉 白身魚 卵 中心としたメインのおかずを。
胃腸を元気にするためには、消化が良く栄養たっぷりの食事がお勧めです。
たんぱく質は、胃腸の細胞組織や消化酵素の元となります。
これらを、油の少ない調理法にしたり、ビタミン・ミネラルたっぷりの野菜と合わせたメニューにすることで、胃腸に優しい上に、元気を取り戻しましょう。
☆医食同源 :旬のものを摂る
中国では「医食同源」と言われるように、食事をして季節を体の中に取り込むことは、健康増進に欠かせない基本的な営みとされています。
エアコンもいいですが、
季節の物をたっぷり食べて、暑い夏を元気に楽しみましょう。

2) リラックス法
<入浴を楽しみましょう>
暑い日、沢山汗をかいてしまったときは、疲れも手伝い、ついついシャワーになりがちですが、やはり、健康のため・快眠のためには、しっかりと、お風呂に入ることがポイントです。

ぬるめのお湯にゆっくり入ります。
お風呂に入るのと、シャワーとで比較すると、免疫で活躍する白血球の数は
断然、お風呂に入ったほうが増えます。
また、お風呂に入ると身体の表面的な体温は上がるのですが、深部体温といわれる深部の体温は下がるため、入眠もしやすくなるのです。
ふとんに入る1時間前くらいの入浴がお勧めです。

そのバスタイムを楽しむためにお勧めなのが、
リラックスバスソルト


材料

精 油:
ラベンダー・ペパーミント・ベルガット 各1滴
天然塩 30g

作り方:
天然塩 30gに上記の精油を混ぜ合わせ、お風呂に入れる。

是非、お試しください。
アロマグッズがあることで、バスタイムが楽しみになります。

3. 足裏ポイント
(1)胃
(2)小腸
(3)大腸
リフレクソロジー(反射学)を利用し、足裏から、疲れた胃腸系をしっかり刺激して、内臓から元気を取り戻しましょう









質の良い睡眠は、心と身体の健康の元となります。

睡眠を気遣うことによって、
生活習慣病の予防ともつながります。

今回も最後までお読み戴きまして本当にありがとうございました。

皆様が ぐっすり眠れますように・・。心から願っております。


快眠セラピープラスドゥース代表  スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス  http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)


ぐっすり眠れる快眠法のすべて
このページの一番上へ