文化講座
花粉症で眠れない方へ・・
さて、早いもので
年が明けて、もう一月経ちました。
今年は、昨年の猛暑のせいで
かなり杉花粉の量が多いとニュースで取り上げられています。
毎年、花粉でお悩みの方にとって
本当に嫌なニュースで、悩ましいですね。
今年はどのように乗り切りますか?
早めにお医者様に予防用の注射を打っていただく方もいらっしゃるようですが
花粉症によるクシャミや鼻づまりがひどいと、なかなか寝付けなかったり、眠っている
途中で目が覚めてしまってしっかり熟睡できなかったりと、睡眠障害にも悩まされることがあります。
花粉症の薬を飲む方も多くいらっしゃるかと思いますが、辛いけれども薬を飲まずに
頑張っている人も多く見かけます。
外出するときにはマスクなどをして花粉を防ぐことが重要なのですが
ぐっすり眠るためには、家の中の花粉対策もやはり重要です。
ある製薬会社で『花粉症と眠りに関する調査』の結果が発表されましたが、
その結果についても、すこしお伝えさせて戴きます。
★花粉症の時期に最もつらいと感じるときは?という質問に対して
1位は 就寝時 27%
次いで
2位は 仕事中・デスクワーク時 21%
3位は 睡眠中 20%
という結果だったそうです。
この結果を見ても判るように
花粉症と睡眠は、深いかかわりがあるといえます。
今では
日本人の4人に1人は花粉症といわれていますから
心の悩みだけでなく、この時期には、特に花粉症による睡眠障害に気をつけなくてはなりません。
花粉症の人の9割近くが、睡眠障害を感じています。
花粉症時期の平均睡眠時間は、そうでない時期に比べて、1.2時間(約70分)も短くなることとも報告されていました。
さらに面白いことに、
★花粉症悪化の原因は?という質問に対して
睡眠不足 → 1位となっています。
不規則な生活や、花粉症でも薬を飲まないことや、ストレスなどが悪化の原因になっていることも結果として出ていますが、
これを見ると
花粉症 → 睡眠障害 → 睡眠不足 → 花粉症の悪化
という、負のスパイラルがあるということです。
車に乗っていて、大きなくしゃみをしているうちに車は随分と進んでしまっていて
ひやっ とすることありませんか?
どこかでこの悪循環を断ち切らないことには、仕事や日常生活で事故を起こす可能性もあります。
では、心身ともに爽快にこの時期を乗り切るためには、どうしたら良いのでしょうか? 次に、花粉症でもグッスリ眠るための工夫をご紹介します。
<カラダ作り>
食生活が欧米化し、日本人の食のバランスは崩れつつあります。
食品添加物食品やインスタント食品の多量流通や、肝心の野菜の摂取不足などでバランスが崩れたことが花粉症の原因の1つともいわれています。
それと共に、
スギ花粉だけでなく、ホコリや他の植物に反応する方が増えたように感じます。多くのストレスや忙しすぎるための運動不足、睡眠不足などによって、免疫力が低下している人が増えています。免疫力が低下することで花粉症になりやすくその症状も出やすいといわれています。
まずは花粉症対策として、睡眠を十分に取り適度な運動をすることが大切です。
また、できるだけストレスをためないようにし、リラックスした時間を作るようにし、バランスのよい食事を心がけましょう。
<リフレクソロジー>
足裏を刺激することによって、免疫力をコントロールしていきます。
足裏のポイントは、以下のとおりです。
(1) | ![]() |
目・・目がショボショボしたり、かゆみやなみだ目の状態を緩和します。 |
(2) | ![]() |
頭部・・すっきりしない頭の重い不快感を取り除きます。 |
(3) | ![]() |
喉・・喉の炎症を緩和します。 |
(4) | ![]() |
肺・・咳やくしゃみを軽減します。 |
<アロマテラピー>
先ほど述べましたが、車など乗っているとくしゃみでドキリとされた経験のある方にお勧めの方法です。
それは、
車のデュフューザーです。
香りは、ペパーミント・レモン・ユーカリがスッキリ鼻の通りも良くしてくれます。
私は、運良く花粉症ではありませんが、
くしゃみを予防してくれて、安心して乗れるという声をよく聞きます。
そこまでは、・・という方には、
マスクに上記の精油を垂らされてもいいですね。
寝苦しい時には、枕元にもお使い戴けます。
是非、お試しくださいませ。
車のデュフューザーにつきましてはアロマショップで、お尋ねください。
また、
鼻うがいもすっきりして、お勧めします。
ちょっと、怖いという方もいらっしゃいますが、案外勇気をだして試してみると
鼻の汚れが取れる感じがとても気持ちいいです。
やり方は
(1)手にぬるま湯をすくって、鼻から吸い込みます。
(2)吸い込んだ水を鼻から噴出します。
(3)この手順を3回ほど繰り返します。
花粉症に悩まされず、
今夜もぐっすり眠れますように。
最後まで読んで頂きまして
ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
快眠セラピープラスドゥース代表 スリープケアマスター
栄中日文化センター講師
心療内科講師
ナードアロマアドバイザー
リフレクソロジスト
日本心身医学会学会員
ホームページアドレス http://www.yoi-nemuri.com(よいねむりどっとこむ)