文化講座
At a Museum (美術館にて)
ブルガの町(ポルトガル) |
今月は中日文子が美術館に行く場面を見てみましょう。まず会話を見てください。
(V: visitorF: Fumiko)
( while watching a painting ) | |
V: | 「A great masterpiece, isn't it?」 |
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F: | 「Absolutely.... Do you think I'm allowed to take pictures inside?」 |
V: | 「Yes, I do... As long as you don't use a flash. Do you want me to take your picture?」 |
F: | 「Oh, yes, please. Just press the button. This is a digital camera.」 |
V: | 「Sure. I'd be happy to. Would you like to include that painting in your picture?」 |
F: | 「Yes. That's just what I was going to say.」 |
V: | 「Okay. Move to your left a little...and one step forward.」 |
F: | 「Here?」 |
V: | 「That's perfect. Ready? Smile! There you go.」 |
F: | 「Oh, one more, please. I might have blinked.」 |
V: | 「Smile!...Beautiful!」 |
F: | 「You mean the painting, or me?」 |
V: | 「Well, er....」 |
(絵画を見ながら) | |
参観者: | すばらしい傑作ですね。 |
文 子: | まったくですね。 館内で写真を撮ってもいいんでしょうか。 |
参観者: | ええ、いいと思いますよ。フラッシュを使わなければね。 写真撮りましょうか。 |
文 子: | はい、お願いします。 このボタンを押してください。 デジタルカメラなんです。 |
参観者: | はい、わかりました。 あの絵も入れましょうか。 |
文 子: | ええ、そう言おうと思っていたところです。 |
参観者: | はい、ちょっと左へよって、そしてもう一歩前に出て。 |
文 子: | こうですか。 |
参観者: | 完璧です。いいですか。にっこりして。 はい、撮りました。 |
文 子: | あの、もう一枚お願いします。 目をつぶってしまったかも知れないので。 |
参観者: | では、にっこりして。美しいですね。 |
文 子: | 絵のことですか、それとも私のことかしら。 |
参観者: | ええ、その、つまり... |
文子が絵を見ていると隣で見ていた人が話し掛けます。masterpiece は傑作とか名作のことです。このようにさりげないコメントを言う事によって会話が始まります。会話ではIt's a great masterpiece, isn't it?のit'sを省略しています。
absolutelyは絶対に、確かにと強調するときの表現です。かわりにDefinitely!とかIt certainly is!とも言えます。
許可を求める時はallowedという単語を使ってAm I allowed to take pictures?などと言えます。
as long as...の慣用句は「...する限りは」とか「...なら」と条件をつける時の表現です。簡単にはifを使ってif you don't use a flashともいえます。
pressは力を加えることですがシャッターを押すときはpress the buttonとかpress the shutterと言います。pressのかわりにpushを用いてPush the button.といっても構いませんがちょっと大げさに聞こえます。
I'd be happy to.(喜んで) はI would be happy to take your picture.を短くしたものです。
includeは含むとか中に入れることですがtakeとかhaveと置き換えても構いません。
That's just what I was going to say.はI was just going to say so.を強調した言い方です。
There you go.は何かした後に「さあ、しましたよ。」という時に使います。Here you go.も同じような場面に使いますが特にこれから始めるときにはこういう言い方をします(さあ、いきますよ)。
I might have blinked.(目をパチパチしてしまったかもしれない。)の(might have +過去分詞)で過去の推測(...したかもしれない。)を表します。
最後は例のごとく文子のジョークで会話が終わっています。おもわず苦笑してしまいますね。
さて、日本では10月(October)は紅葉の季節(the season to enjoy colored leaves)ですね。地球温暖化(global warming)のせいで紅葉が遅れているようですが、皆さんはどこへ行きますか。Hope you'll enjoy seeing the autumn leaves. (秋の紅葉を楽しんでくださいね。) ではまた、See you next month.(来月お会いしましょう。)