「イタリア世界遺産の旅」と「生きたイタリア語のフレーズ」

スケッチ 青山 博
イタリア半島西側の付け根に位置する東リビエラ海岸沿いにある五つの村の総称チンクエ・テッレ(Cinque Terre)と呼ばれる一帯があります。チンクエ・テッレとは、イタリア語で「五つの大地」という意味です。東からリオマッジョーレ(Riomaggiore)、マナローラ(Manarola)、コルニリア(Corniglia)、ヴェルナッツァ(Vernazza)そしてモンテロッソ(Monterosso)の村でほぼ等間隔に並んでいます。さらにチンクエ・テッレから続くリグリア州リヴィエラの東のはずれの小さな入り江に位置し、切り立った断崖にある絶景の町ポルトヴェネレ(Portovenere)、そしてパルマリア島(Palmaria)、ティーノ島(Tino)、ティネット島(Tinetto)一帯の美しい島々の風景が、ユネスコの世界遺産に登録されました。入り組んだ海岸沿いの近くまで迫る険しい岩山。そして紺碧の海に臨む絶壁に家々がへばりつくように立ち並んでいます。町の中は面積が少ない上、階段や路地のような場所が多く迷路のようです。また断崖には段々畑が作られており、ブドウ、オリーブやオレンジなどが栽培されています。"シャッケトラ(Sciacchertà)"※1というデザートワインが有名で町のあちこちで見掛けます。
11世紀以降誕生した町で、中世から受け継いできた伝統的な農業様式が今なお営まれており、厳しい自然環境の中で質素で素朴な暮らしが脈々と受け継がれてきました。しかし町の家はカラフルに色が塗られており絵本のような景色を創り出しており、海から見た町の景色はどんな角度からも絵になる素晴らしいところです。建物ごとにカラフルな色の塗り分けは漁村によく見られる特徴です。漁師が沿岸から自分の家を識別しやすくするためにカラフルに塗られています。
観光の中心はチンクエ・テッレ巡りです。ポルトヴェネレから船(フェリー)で観光する方法がよいと思います。
まずリオマッジョーレまで約20分、マナローラからヴェルナッツァまで約15分、そしてヴェルナッツァからモンテロッソまでが約10分かかります。コルニーリアへは船では行けないので、リオマッジョーレからは断崖沿いの遊歩道"愛の小道(Via dell'Amore)"を歩いて行きます。所要時間は約30分。ここからの眺めは素晴らしく、断崖の下に拡がるコバルトブルーのきらめく海の色には感激します。
半日観光はきついと思います。せっかくのリゾート観光地ですので近くで宿を取り、海水浴などを楽しみながらバカンスをゆっくり楽しんでいただきたいと思います。チンクエ・テッレでは最大の町リオマッジョーレにホテルがあります。また近くのラ・スペツィア(La Spezia)は大きな都市なのでホテルも沢山あります。
■Cinque Terreの写真
http://www.globopix.net/fotografie/cinqueterre_1.html
Portovenereの写真
http://www.globopix.net/fotografie/portovenere_1.html
■Cinque Terreへのアクセス
MilanoからGenova経由で約4時間。
PisaからLa Spezia経由で約1時間半。
■Cinque Terreの案内
http://www.cinqueterre.it/info.php
■頻度を表す言葉
sempre、spesso、di solitoなど副詞として使われます。強調したい形容詞や動詞の近くに置いて下さい。
■その他の頻度を表す言葉
qualche volta、ogni tanto、mai、sempre più、per sempreなど
■日常会話の中で、「一日に何回」とか「週に何度」という意味の頻度を表す表現があります。「回」を表す言葉はvoltaです。「2回」はdue volteとなります。「日に」(al giorno)、「週に」(alla settimana)、「月に」(al mese)、「年に」(all'anno)も一緒に覚えましょう。
| エステ家の別荘(Villa d'Este)2001年登録 | 「イタリア世界遺産の旅」と「生きたイタリア語のフレーズ」 一覧へ戻る |
アマルフィ海岸(Costiera Amalfitana)1997年登録 |