「イタリア世界遺産の旅」と「生きたイタリア語のフレーズ」

青山 博さんのスケッチ
イタリア中部のウンブリア州にあり、標高 1300m のスバシオ山の頂上には城壁(Rocca Maggiore)が聳え立っており、中腹には、アッシジの旧市街があり、ローマ時代に築かれたミネルヴァの神殿Tempio di Minervaのある美しいコムーネ広場(Piazza del Comune)がこの町の中心です。そこはキリスト教に身を捧げる前のフランチェスコに、偉大な将来を予見したある男が外套を地面に広げ、フランチェスコ(1181‐ 1226)にその上を歩かせたという場所でもあります。そこから東西に聖フランチェスコ通りが1.5km延びており、東側には聖フランチェスコ大聖堂(Basilica di S. Francesco)があり、西側には聖キアラ大聖堂(Basilica di S. Chiara)があります。アッシジは、バチカンに次ぐ聖地として世界中から巡礼者が訪れます。
上記の二つの教会は死後まもなく列聖された、聖人の遺体を埋葬するために大聖堂が造られました。聖フランチェスコ大聖堂は、山の斜面を利用して上院(Chiesa superiore)と下院(Chiesa inferiore)の二層の構造を持った大聖堂で、中央祭壇の回りにはPietro Lorenzetti, Simone Martini, Cimabue そしてGiottoなどのフレスコ画で埋め尽くされておりその芸術的価値は計り知れないものがあります。一方祭壇の地下には聖フランチェスコの遺体を納めた石棺があり、厳粛な雰囲気のなかで世界中から訪れた巡礼者たちが静かに祈りを捧げています。
また聖キアラ大聖堂のサクラメント礼拝堂(Cappella del Sacramento)には、サン・ダミアーノ修道院で聖フランチェスコに語りかけたと言い伝えられている十字架がステンドグラスの中央にあります。そして地下には聖キアラの遺体を納めた棺が頑丈に守られています。
アッシジには巡礼地として忘れてはならない二つの場所があり紹介したいと思います。
Porta Nuovaの城門から徒歩で20分ほど斜面を下ったところにあります。1206年にここサン・ダミアーノ教会の十字架(Crocifisso di San Damiano)から「早く行って私の壊れかけた家を建て直しなさい」という神の声を聞いたところです。また聖フランチェスコに帰依した聖キアラ(1193‐1253)が死に至るまでの40年余りを清貧と祈りのうちに暮らしたところでもあります。
国鉄のアッシジの駅から徒歩で約10分のところにあります。教会の中に入るとクーポラの真下に宝石のような小さな礼拝堂 (Cappella della Porziuncola) が目に飛び込んできます。そこは聖フランチェスコが仲間たちと教会を建て修道会を結成したところです。また彼の生涯を閉じた場所でもあります。その後、臨終の礼拝堂(Cappella del Transito)が造られ、祭壇には聖フランチェスコの腰帯が聖遺物として祀られています。
濃い茶色の僧衣を結ぶ腰紐の三つの結び目は、フランチェスコ会の三つのモットーである「清貧」「貞潔」「従順」を意味しています。
アッシジの町は、半日観光ツアーで寄るのでなく、聖フランチェスコの生きた痕跡を尋ねアッシジという町を体感していただきたいと思います。その意味で是非とも一泊はするような旅行計画を立てられることをお勧めします。日の出に照らされた聖フランチェスコ大聖堂、そして夕日に照らされた薔薇色の聖キアラ大聖堂の美しさは言葉には表しようのない感動に包まれることでしょう。
■Assisiの写真
http://spock.pos.to/jun/frame/italia/assisi/assisi.htm
■Assisiへのアクセス
列車では、ローマやフィレンツェから約2時間。
http://www.trenitalia.com
またローマ・アッシジ・ペルージャ・フィレンツェ間の長距離バス(pullman)も大変便利です。
http://www.sulga.it/servizi/servizi_di_linea.asp
■Assisiの観光に役立つサイト
http://www.assisiweb.com/
http://www.comune.assisi.pg.it/
Piacere!は、あいさつの会話では「初めまして・よろしく」という意味で使います。
Piace という動詞は、「~が好きです。」「~がお好きですか?」という時によく会話で使います。
お店などで品物を選んだり、自分の好みや趣味などを言ったりする時に使います。
好きなものを動詞(piace)の後ろに置きましょう!
好きなものに複数形がくると動詞も複数形(piacciono)となります。
さて主語を替えるとどうなるでしょう! いつも間接補語(~に)をとるので注意しましょう!
間接補語(mi=a me・ti=a te・gli=a lui・le=a lei・Le=a Lei・ci=a noi・vi=a voi・gli=a loro )を覚えましょう!【a~】は強調形ですので、人称を強めるときに使うようにして下さい。
また人の名前などが来たときは【a+人】となります。
特に丁寧に尋ねるとき気をつけましょう!
次に、「~することが好き」という場合は、 piace の後ろに動詞の原形(不定詞)を持ってきて下さい。
「~がきらいです」と否定をしたいときは、最初に non を持ってきて下さい。
最後に、piaceを使ったいろいろな表現を紹介しましょう!
| カステル・デル・モンテ(Castel del Monte) (1996年登録) | 「イタリア世界遺産の旅」と「生きたイタリア語のフレーズ」 一覧へ戻る |
ウルビーノ:ウルビーノ歴史地区 (Urbino,Centro storico di Urbino)(1998年12月登録) |