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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「こしあぶら」「平和を早く」

 皆さまお元気ですか、新緑のよい季節になってまいりました。
が、新型コロナ感染症の数はなかなか減少しません。その上ウクライナではどんどん罪もない人々が残忍な目に合っています。
今ちょうどテレビで飼い主の帰らない家の玄関で1か月も待ち続けている秋田犬のワンちゃんの映像を流していました。餌も食べないでやせ細っていました。まさに忠犬ハチ公と同じです。犬好きの私には耐えられないニュースでした。
一日も早くウクライナに平和が戻りますように。暗いニュースばかりですね。
明るいニュースはメジャーリーグの大谷選手の話かロッテの佐々木選手の完全試合や奪三振の話ぐらいかな・・・・・とは言え私は毎日楽しんで暮らしています。
飯田に行ったり、安城のJAに行って野菜を買ったりその足で西尾に行き西尾城の桜を楽しんできました。

飯田のイタリアンレストランは野菜たっぷりのポタージュスープやサラダ、あとはピッツァとパスタ、とても美味しいのでついつい食べ過ぎてしまいます。夜ご飯は食べられません。ママさんに美味しいパン屋さんを教えていただいたので、次回は野菜だけではなくパンも一杯買ってきます。楽しみで~す。

西尾城の桜、公園の桜はみごとでした。旧近衛邸でお抹茶をいただいてきました。
西尾にお城があることを私は知りませんでした。勉強不足です。

今回は山菜の一つこしあぶらについて勉強したいとおもいます。
「こしあぶら」 タラの芽やウドと同じウコギ科の木の芽の部分を山菜として食用に採ったものです。
【分類】 ウコギ科 ウコギ属
【原産地】 日本
【美味しい時期】 自生している地方や標高によって時期が違います。
4月初旬は四国や近畿、中部地方の平地
5月初旬~下旬は東北地方
6月になるとさらに標高の高い山など
栽培物も出回っています。
【栄養/機能性】
山菜の持つ独特の苦みの成分は植物性アルカロイドによるものです。
植物性アルカロイドにはデトックス作用があります。
芽吹きのころに山菜を食べることによって冬の間にため込んだ余分な脂肪や老廃物を出してくれます。
春先に山菜を食べることは体にとってとても良いことですし理にかなっています。
【選び方】
  • 葉の柄が広がる前の物を採りましょう。
  • 筆を空に向けて立てているような形をしているものを選びましょう(筆葉と呼びます)。
【保存方法】
  • 日持ちもしない上、香りが大切な食材なので、新鮮なうちに早く食べましょう。
  • 早く食べられない場合は、乾燥しないように新聞紙などに包み、穴をあけたポリ袋などに入れて野菜室で保存しましょう。
    2~3日で食べましょう。
 冷凍保存の場合 沸騰させてお湯の中にうすめの塩を加えて1分半ほど硬めに茹でて、氷水に落とし、しばらくそのまま水にさらしてアクを抜いた後、水気を切って小分けしてアルミやステンレスなどのバットに広げ一気に冷凍しましょう。
 長期に保存したい場合は塩漬けしましょう。
【用途/調理】
  • 付け根のハカマを取って使います。アクがあるので、一般的には天ぷらにすることが多いようです。
    アクを抜いていろいろな料理に使うこともできます。
 下処理
  • 天ぷらなど生で揚げる以外はアク抜きをしましょう。
    水に対して2%の塩を加えて沸騰させた中に2分~3分茹でてすぐに水にとり、そのまましばらく水にさらします。
    筆葉程度の小さく軟らかいものはアクが少ないので、さっとくぐらせる程度でいいでしょう。
 天ぷら から揚げ 和え物 お浸し 卵とじ 炊き込みご飯 炒め物
 茹で上がったあつあつの物にポン酢をかけて召し上がるのもいいかな。

参考資料 旬の食材百科 野菜「こしあぶら」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/koshiabura.htm

以前「梶川」さんで頂いたダイコンのポタージュスープがとても美味しかったので、私なりに作ってみました。

「ダイコン」のポタージュスープ

材料

   
   
   
ダイコン 200g
タマネギ 50g
ご飯 30g
600cc
野菜のコンソメスープの素 1袋 ふつうのスープのものでいいです。
バター 10g
生クリーム 50cc
浮実 たまたまあったひまわりの種。パセリ。クルトンなど。

作り方

  1. ダイコン、タマネギは小さめに切ります。

  2. パンにバターを溶かしタマネギを透き通るぐらいに炒めます。その中に大根を入れてバターが全体に回ったら、ご飯を入れてさっと炒めます。
  3. 2に水を入れ、そこにスープの素を入れて大根が軟らかくなるまで中火で煮ます。
  4. 粗熱を取ってミキサーにかけます。
  5. 鍋に入れ温めて味付けします(スープの素でいい味がしたので塩、コショウはしませんでした)。必ず味を確かめてから好みの塩、コショウをしてください。
  6. 生クリームを入れて火を止めます。
  7. 器に入れて浮実を入れます。
    これからは冷たくして召し上がっても美味しいですよ。

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