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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「再スタート」「ズイキ」

 9月に入りましたが残暑が厳しい今日このごろです。
皆様は夏バテしていませんか。私はこの夏カレーで夏バテを乗り越えました。
夏はやっぱりカレーですね。
テレビでカレーの番組を見てしまうと、もう止まりません。なにをおいても作りたくなってしまいます。
『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』で肉みそカレーを作っていました。
是非作りたくレシピをメモして作りました。我が家風にアレンジしたところ、友人が美味しい、美味しい、夏にピッタリと大絶賛、我が家の夏の定番になりました。

もう一つは小麦粉を使わないで野菜を肉のミンチと煮てミキサーにかけ、カレー粉など香辛料を入れて煮込んだところに肉を炒めて作ったカレーです。

7月に記載した時短カレーもおススメですよ

この夏は私にとって姉の葬儀後の後始末などでとても忙しく、皆さんがバテるのではないかと心配していただきましたが、お陰様でカレーが私を助けてくれました。
そんなわけで夏バテもせず頑張ることができました。
カレーさんありがとう!!

そういえば9月はお月見、
今年の仲秋の名月は9月27日とか、
ススキとお団子をお供えして
名月を楽しみましょう。
お月様が見えますように・・・・・。


すっかりご無沙汰してしまった朝の散歩。3月までは毎日欠かさず歩いていたのに、姉が入院後は時々から全く歩かなくなってしまいました。5か月は大きいです。最初に舞い戻ってしまいました。少し歩いても足が重く感じられ、これではいけないと、今月から再スタート、暑さも真夏とは違うのでいい再スタートかと思います。
きっと景色がずいぶん違うことでしょう。その通り、あっという間に空き地になったところにはマンションが建っていました。毎日会って尻尾をふって喜んでくれたワンちゃんは覚えていてくれるだろうかと、ワクワクしながら思い浮かべています。
挫折しないように頑張ります。

今回姉の四十九日の法要のあと四川飯店でお食事をしました。

四川飯店さんはこれで3度目になりますが
いつもすべて美味しく完食しています。
この日はお年寄りもいらっしゃいましたが
皆さん美味しかったと喜んでいただきました。
次回一周忌もまたこちらにお願いしたいと思っています。
それまでにまたランチに行きます。
お値打ちで美味しいです!!


今回野菜のお話は「ズイキ」さんにお願いいたしました。
我が家のお盆のお精霊様にお出しするお食事にはなくてはならない食材です。
特に赤ズイキを使います。

『ズイキ』 サトイモの葉柄をズイキといいます。
中でも唐芋や八つ頭などのように葉柄が赤いものを赤ズイキといいます。
【分類】 サトイモ科 サトイモ属
【原産地】 インド 熱帯アジア
【美味しい時期】 6月~9月
【種類】

赤ズイキ
加賀の伝統野菜
八つ頭の赤ズイキは加賀野菜の一つとして認定されています。金沢市花園地区や三馬地区で栽培され、6月中旬から9月にかけて出回ります。

軟白ズイキ
奈良の伝統野菜
白ズイキはえぐみの少ない赤茎の唐芋系のズイキをさらに柔らかくアクの少ない茎にするため、草丈の低いうちから新聞紙などで包んで光を遮り、軟化栽培した純白のズイキで、奈良の伝統野菜「大和野菜」として認定されています。

芸濃ズイキ
三重の特産
三重県津市で栽培されている八つ頭の赤ズイキです。6月中旬から8月末頃まで収穫され出回っています。

紅ズイキ
大阪府貝塚の特産
貝塚で作られている唐芋系のズイキで、その葉茎が赤褐色であることから「紅ズイキ」といわれています。

【栄養/機能性】
  • 赤ズイキには色素成分のアントシアニン(抗酸化成分)が含まれています。アントシアニンには視神経に働きかけ、疲れ目を改善し、視力を向上させる効果があるといれています。
  • ズイキは「古血を洗う」とされ民間療法として、出産後の女性に食べさせると体力の回復が早まるといわれてきました。
  • ズイキには豊富な不溶性食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して大きく膨らみ、腸の動きを活発にさせる働きがあるとともに、身体に有害な物質を吸着する性質があり、一緒に便として排出する働きもあるといわれています。
【選び方】 ズイキは柄の部分に張りがあり、しなびていないものそして、太くしっかりとしたものを選びましょう。
赤い色が鮮やかな物は茹でても綺麗な色に仕上がります。白く軟白栽培された物は柔らかくアクが少ない物です。
色の濃さは味的にはあまり影響がないといわれています。
【保存の仕方】 買ってきた時のままの袋にいれておくか、新聞紙などに包んで風通しのよいところで保存しましょう。
日持ちがしないので、なるべく早くアク抜きなどの処理をし、茹でるか、干すなどの加工をしましょう。
ズイキは冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、傷みが早くなる場合があるので、入れないでください。

長く保存する場合
茹でて酢に浸けて保存するか、干して干しズイキやイモガラと呼ばれる状態にして保存しましょう。

冷凍保存する場合
ズイキはアク抜きして茹でた後、水気を軽く絞り、それぞれがくっつかないようバットなどに離して広げた状態で冷凍しましょう。凍ったら保存バッグなどに入れて冷凍しておきましょう。
使う時は必要な分だけ取り出して自然解凍するか、煮びたしや煮物などの場合は凍ったまま投入しても大丈夫です。

【用途/調理】

干す場合
ズイキの皮を包丁を使って、ズイキの端から刃先を皮にひっかけ、親指と葉先で皮を挟んで引っ張ると皮が綺麗に剥けます。そうやって皮を剥いたものを網に隙間を開けて並べ、天日干しします。完全にカラカラになるまで干しましょう。雨の日などは屋内に入れましょう。
使う時は一日水に浸して戻し、戻したものを茹でてアク抜きします。

和え物 おひたし 酢の物 煮物 炒めものなど。

参考資料 旬の食材百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/zuiki.htm
野菜と果物の品目ガイド 監修/財団法人  食品流通構造改善促進機構
                  編集 発行/株式会社 農経新聞社

我が家のお盆の定番料理で色がとてもきれいです。

「ズイキの酢の物」

材料 7~8人分

 赤ズイキ 1本分
 塩 少々
 甘酢『おいしい酢』  
 ゴマ




 

作り方

  1. ズイキは4,5㎝の長さに切ります。
  2. 皮を剥きせん切にします。細くなくていいです。
  3. 耐熱皿に2を並べ塩をひとふりし、電子レンジで柔らかくなる程度(約3分ほど)かけます。少しさましておきます。(冷たくしないように)
  4. 好みの甘酢を用意します。(我が家では『おいしい酢』を使います)その中に3を入れ混ぜるときれいなピンク色になります。
  5. 小鉢に盛りゴマをかけます。
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