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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「令和からひと月」「サラダ菜」

令和になりまして、はやひと月が過ぎました。
天皇陛下のご退位、新天皇陛下のご即位、それに令和初めての一般参賀など様々な行事があり、今までになかった10連休、皆さまはどう過ごされましたでしょうか。
海外旅行、里帰りなど様々な楽しみ方をなさったと思います。私はテレビに見入っておりました。
上皇さま、天皇さまそれぞれの「国民に寄り添い」というお言葉に感銘を受けました。
令和の時代も平成同様戦争のない平和な時代でありますよう願っています。
私にとって10連休はあまり関係なかったのですが、少々長かったようにも思いました。
庭いじりをしたり、メダカの水替えなど、ずっと家にいて、普段なかなかできないことをやってあっという間に終わってしまいました。
毎年この時期は一緒のことをやってますね。去年もそうでした。
話題のない連休でした。

そうそう一度だけ外出いたしました。友人が私が一人寂しくしているだろうからと、家族のランチに誘ってくれました。退屈していたのでうれしいお誘いでした。
近くの「リヨン」さんに行ってきました。

6月といえば梅雨ですね。目の覚めるような新緑からじめじめしたなんともうっとおしい季節が来るかと思うといささか憂鬱な気分になります。
何か好きなことを見つけ楽しく過ごしましょう。

今月は「サラダ菜」をとりあげましょう。

『サラダ菜』 柔らかい食感と、美しいグリーンの色合いが特徴です。
【分類】 キク科アキノノゲシ属
サラダ菜はレタスの一種で、普通の玉レタスと同じ結球するタイプのヘッドレタスの部類に入り、玉レタスがサクサクした歯触りでクリスプヘッド型と呼ばれるのに対し、サラダ菜は柔らかい歯触りのバターヘッド型レタスと呼ばれています。
結球タイプに分類はされていますが、サラダ菜の結球は非常に緩く、結球するのはほんの芯の部分だけで、周りの葉は平たく重なる程度です。
【原産地】 中近東 地中海沿岸
【美味しい時期】
通年各地で栽培されており、出回る量も一年を通してあまり変わらないといわれています。
「サカタの種」「タキイ種苗」によると、温暖地での露地栽培の場合5月~6月9月~10月が収穫期で、トンネルやハウス栽培の場合は12月~3月となります。
【栄養/機能性】
  • 典型的な緑黄野菜ですので、βカロテンを多く含んでいます。
  • βカロテンは抗発がん作用や免疫賦活作用があるといわれています。その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
  • ビタミンB群やビタミンKを多く含んでいます
    ビタミンKには、カルシウムの吸収を助ける働きがあるといわれています。
    魚料理やチーズなどと共に食べると効率よくカルシウムを摂取することが出来るといわれています。
【選び方】
  • グリーンの色が鮮やかで、葉に厚みがありしっかりしているものを選びましょう。
  • 葉の色が黄味を帯びて、しんなりしている物は鮮度が落ちている証拠ですので避けましょう。
【保存方法】
サラダ菜は乾燥に弱く、すぐにしなびてしまいますので、乾燥しないように、霧吹きなどで水を吹き付けてから袋に入れて冷蔵庫の野菜室に葉先が上に向くよう軸を底にして立てて保存しましょう。
【用途/調理】 茹でるときは沸騰した湯の中で軽く泳がせるようにしてすぐに引き上げ、冷水に落としましょう。
茹ですぎは禁物!!
生でサラダ、茹でてお浸しや和え物、肉や野菜の付け合わせ、色々なものを巻いて食べるなど。

参考文献
旬の食材百科

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/saladana.htm

今回はサラダ菜の上にピラフをのせてみました。

「サラダ菜のトマトライス乗っけ」

材料    4人~5人分

2C
トマト 2個
タマネギ 100g
しめじ 100g
豚肉 100g
スープ 2C(水2Cにスープの素1個とかしたもの)
ケチャップ 大さじ2
小さじ1
コショウ
バター 20g
オリーブオイル 大さじ1
グリンピース 小缶2(お湯をかけておきます)
サラダ菜 適宜

作り方

  1. 米は洗ってざるにあげ30分おいておきます。
  2. タマネギは7、8ミリの角切りにします。シメジ、豚肉も同じような大きさに切っておきます。
  3. トマトは皮を剥きなるべく種もとって同じような大きさに切っておきます。
  4. フライパンにバター10gを入れて焦がさないように溶けたら1.の米を入れて全体に油が回るまで炒め炊飯器又はご飯を炊く窯に入れます。
  5. 同じフライパンにバター、オリーブオイルを入れてタマネギ、豚肉、シメジを炒めます。豚肉に火が通ったらトマトをさっと炒め4.に入れます。
  6. スープ、塩、コショウ、ケチャップを入れさっと混ぜてスイッチをいれます。
  7. 炊きあがったら20分ほど置いて全体を混ぜ、グリンピースをまぜます。
  8. お皿にサラダ菜を敷いてご飯をプリン型のようなものに入れて、だして上に乗せます。

真ん中は常備してあるキャロットラペとタマネギの酢漬けです。


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