文化講座
6月のテーマ「梅雨の寝苦しい夜を過ごしやすく」

6月になり、いよいよ梅雨入り。ジトジトとした季節がやってきました。
特に今年は、まるで亜熱帯のような天気が続き、関東地域では急で局地的な雨が多いように感じます。
このような気候ではつい気分もふさぎがちですが、最近の雨具は機能的でとても可愛いものが多く憂うつな気分をぱぁっと明るくしてくれます。
街中でキレイな色の長靴などを見かけるとそれだけでなんだか気分を楽しくしてくれますね。
さて、この時期は気候と気圧の変化なども重なり、メンタル的に落ち込みやすい時期でもあります。
いつもならなんでもないことを深く考えすぎてしまったり、心療内科を訪れる方が増えるのも、実は梅雨の時期です。
睡眠に関して言えば、気温が急激に上がり体温調節がうまく出来ないことで、寝苦しくてなかなか寝付けなかったり、どうにか寝付いても暑さで目が覚めたりと不眠の症状を訴える方も多いようです。
睡眠とメンタルは深いつながりがあります。しっかりと質の良い睡眠を取ることで、気分の落ち込みも吹き飛ばせるといいですね!
今月は、『梅雨の寝苦しい夜を過ごしやすく』をテーマに、ぐっすり眠って梅雨を快適にすごすためのレシピやカラダの作り方をお伝えします!
<アロマ>
日中、汗をかいてじっとりとした身体をおやすみ前にリセットするために、バスソルトがお勧めです。
発汗作用のあるミネラルをたっぷり含んだ天然塩と、冷却作用のある精油を利用したバスソルトなら、お風呂に少量加えるだけでこころもカラダもさっぱり。
しかも、天然塩と精油があれば誰でも手軽に作ることができます。
「混ぜるだけ」「入れるだけ」のバスソルトの作り方をご紹介します!
【材料】 | |
容器 | 100ml容器 (厚手のガラス容器) |
天然塩 | 100g |
精油 | グレープフルーツ 6滴・ジュニパー 2滴・ペパーミント 2滴 |
※2~3回分のレシピです。 |
【作り方】 | |
① | 容器に天然塩を入れます。 |
② | ①に精油を入れて混ぜましたら、出来上がりです。 |
③ | お風呂の電気を消して、キャンドルの灯りだけで楽しんでみてください。 |
④ | お風呂にソルトを入れるときに、自分の身体に優しくつけると、よりいっそう香りを楽しめます。 |
ペパーミントの精油は、すっきりとした清涼感のある香りが不快な気分をリフレッシュさせてくれます。頭痛が気になるとき、無気力を感じているときに、精神力を強化して肉体疲労も緩和させてくれます。
※乳幼児、妊婦、高血圧、てんかんの方には使用を控えます。
無理をせず、「気持ちいい」「緩まった」と感じることを大切にしながら行ってください。
<トリートメント>
梅雨時期はどうしても運動不足になりがちです。
特に下半身、足首周りはむくみが出やすい部分。
足首のアキレス腱部分に、ぷっくりと溜まった感じはありませんか?
意識的にトリートメントすることで、溜まりやすい水分の排出を促すとともに、代謝を高めましょう。
【やり方】
親指と、人差し指の第二関節までを使って、足首→ふくらはぎに向かって流します。
お手持ちのクリームなどを使用すると、すべりがよくなります。
お気に入りの精油を使用してデトックスをイメージしながら流すとより効果的です。
「気持ちいい」と感じる強さで、リズムよく行ってくださいね。
今夜もぐっすり眠れますように・・・
社団法人 日本快眠協会
理事長 今枝昌子
http://www.kaimin.or.jp