文化講座
月の礼拝体操(チャンドラ・ナマスカーラ)
ナマステー
猛暑を如何お過ごしでしたか? 9月は夏から秋へ微妙に変化してゆく月です。 季節の変わり目は、身体と心のバランスを崩しやすいのです。 9月といえば「お月見」です。子供の頃、太陽とお月見は神様でした。 悪いことをすると「お日様がみてござるよ」と叱られたものです。 寂しい時、願い事がある時、お月見に慰められたものです。 今月は<月の礼拝体操>で、天地の恵みに感謝して、お月様が送ってくれる癒しの エネルギーをイッパイいただきましょう。これが、究極のヨーガ・セラピーです。
--月の礼拝体操(チャンドラ・ナマスカーラ)--
チャンドラは「月」、ナマスカーラ「礼拝」を意味します。
<方法>
1. | → | 2. |
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(合掌) | (反る) | |
合掌の指先を外側に倒し、手のひらをつけたまま、くるりと手前に回して、手首から順々に離して、手のひらを前方に向け、上体を後ろに反らせます。 |
3. | → | 4. |
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(上体前に倒す) | (甲伸ばす) | |
両手は両足の外側につけ、体と脚はぴったりつけます。 | 両手はその位置のまま、左脚を後ろに伸ばします。 |
5. | → | 6. | → | 7. |
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(つま先 左 外側に向ける) |
(前足は前方) | (左足はつま先外側 に向けたまま) |
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腰を下ろし、両手を上げ、少し反ります。 | 5のポーズから立ち上がります。 | 6のポーズから、また5のポーズにもどります。 |
8. | → | 9. | → | 10. |
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丸く (猫のポーズ) |
反る 踵つける (山のポーズ) |
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戻った5のポーズから両手を床に着け、猫のポーズをつくります。 | 8のポーズからお尻を踵につけ祈りのポーズです。 | 祈りのポーズから山のポーズです。 |
11. | → | 12. | → | |
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両手ダラッと床に 甲伸ばす |
左足前方 右足の外側に向ける |
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10のポーズから左脚を両手の間にポンと入れる。 | 11のポーズから両手を上げて立ち上がる。 |
13. | → | 14. | → | 15. | |
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右足外側に向ける | (山のポーズ) 踵つける |
(コブラのポーズ) つま先立てる |
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12のポーズからそのまましゃがみ両手を上げたまま反ります。 | 13のポーズから14のポーズへ。 | 14のポーズから15のポーズへ。 | |||
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16. | → | 17. | → | 18. |
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(猫のポーズ) 伸ばす |
(祈りのポーズ) 手下向き 甲伸ばす |
つま先立てる | ||
15のポーズから猫のポーズへ。反らした腰を丸くする。 | 全身をリラックス。 | 両手を揃えて手の平、前向きにして反る。 |
19. | → | 20. | → | |
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18のポーズから、両手を下げ、膝を上げてつま先立ちになる。手はリラックス。 | 19のポーズから、両手を膝の前方につき、両足を揃えて、ピョンと月の兎のように跳び上がる。 |
21. | → | 22. |
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20のポーズを終わったら、ゆっくりゆっくり上体を起こして反ります。 | 合掌して、終わりです。 |
◎この「月の礼拝体操」は、連続するアーサナです。 |
連続感、リズム感を出すアーサナです。 日頃実習してきた個々の系統別のアーサナをスムーズにつないで実習しますが、
個々に実習し、慣れたら連続して実習するのもいいですネ。 礼拝作法ですから、お月様を尊び崇める心と、自分の内にある無限を知ることに
意味を持っています。 イメージを大切に実習してください。 ではまた来月お会いしましょう。 ナマステー |