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ココロと体のためのワンポイント・ヨーガ

厚生労働大臣認定 健康運動指導士
金城学院大学エクステンション講師
井坂ヨーガ研究所 代表
井坂 津矢子

足心ヨーガ健康法 鳥のポーズ

ナマステー

  ヨーガは病気と戦うのではなく、自分の全てを受け入れ、体の声をよく聴いて、自分自身の自然治癒力を信じて、応援するためのアーサナ実習です。
  皆さん健康への思いが強いのは分かりますが、究極の健康法とは何でしょう?

ある週刊誌に、3時間睡眠法が載れば、それでは足りない、8時間睡眠じゃないとと言う人。水も毎日2リットル飲みなさいと言う人、いや駄目だと言う人。コ レステロールも高いと駄目、いや高くていいと言う人。生野菜にしても反対の意見が言われています。しかも発言者はその分野の権威者。そうすると私たちは どっちが本当なのか分からなくなってしまうのです。
  これらの情報は、すべて他人から伝えられるものです。人は一人一人違うのです。



ヨーガのアーサナは、外からの情報を入れるんじゃなく、あくまで参考にする。
自分の体のささやきをよく聴いて、従うようにする。
1日働いて下さった体に感謝し、命を喜ばすことだと思います。
自分で自分の命を喜ばし、自分で自分を楽にすることが究極の健康法です。

今年も、元気で、素敵で、幸せな自分と出会うためにアーサナの実習を致しましょう。

酉年なので、鳥のポーズを集めてみました。

 
「鷹のポーズ」 「白鳥のポーズ」
●  山のポーズで立ちます。
●  右膝を曲げ、右手で右足の親指または足裏を持つ。
●  右足を右膝に上げ、膝裏を伸ばして、安定させます。苦しくなる前に戻す。反対も行ないます。
●  山のポーズで立ちます。
●  右膝を曲げ、右手で右足の親指または足裏を持つ。
●  持った足を前方に伸ばし(膝裏伸ばす)左手は上に十分伸ばし、バランスをとり保つ。苦しくなる前に戻し、反対も行なう。

 
「鶴のポーズ」
(バカ・アーサナ)
「子どもの孔雀のポーズ」
●  金剛座で座る。
●  上体を前に倒し、両手の指を広げ、肩幅につきます。
●  腰を高く上げ、膝を上腕部につけ、踵を床から離し、体重を腕にかけてゆき、足を床から自然に上げ、保つ。苦しくなる前に戻す。
●  四つん這いから、膝を伸ばして腰を高く上げる。
●  右足を無理のない程度に高く上げ、形が決まったら首を起こし、足を替えて反対も行なう。

 
「鳶(とんび)のポーズ」 「めんどりのポーズ」
●  足を大きく開いて立ち、両手を肩と水平に上げ、手首を立てる。右足のつま先を右に向けて膝を曲げる。顔は正面にして腰を低くして保つ。
●  右にゆっくり上体をねじって,保つ。反対も実習する。
●  足をパドマ・アーサナ(はすの花)に組み、足の間から手を差し込み、指を大きく開いて床につける。
●  精神を集中して、一点を見つめて、お尻を上げる。

 
「カラスのポーズ」 「ひばりのポーズ」
(体も心もイキイキ、自律神経を調える)
●  両足を揃えて直立し、両手を胸の前まで上げ、ゆっくり腰を下ろし、両手を踵の脇の床につける。お尻は床につけないで、背中は自然にカーブする。踵は上げない。
●  正座(金剛座)から、左足を後へ伸ばす。
●  ゆっくり伸びやかに両手を広げ、胸を反らす。
●  苦しくなる前にゆっくり戻す。
●  足を替えて同様に行なう。
つま先を立てて実習もいいですネ

 
「鳩のポーズ」
(足のつれ、こむらがえりの予防)
「ひよこのポーズ」
(膝、足、腰の強化)
●  両足を前に伸ばし、腰を立てて座る。
●  右膝を曲げて会陰部に引きつけ、左足は外側に曲げる。
●  左手の肘に足先をかける。右手を頭の後ろ側から回して、左手と組み合わせる。
※  足を替えて、反対も行なう。
●  膝を立て、お尻を下ろす(床すれすれ)。
●  両足は肩幅よりやや広く開く。
●  膝の内側に両手の肘を当てて合掌し、背中を気持ちよく伸ばして保つ。苦しくなる前に戻す。

ご自分の体調に合わせて、楽しんでくださいネ。

「冬来たりなば春遠からじ」・・・春はもうすぐそこまで来ています。
『足心ヨーガ健康法』で体調を調え、明るい・暖かい春を迎えられるように、しっかり実習してください。また来月お会いしましょう。
ではまたお会いしましょう・・・。

ナマステー
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