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ココロと体のためのワンポイント・ヨーガ

厚生労働大臣認定 健康運動指導士
金城学院大学エクステンション講師
井坂ヨーガ研究所 代表
井坂 津矢子

ダイエット効果の高いポーズ

ナマステー

  11月の気候は、秋寒・漸寒(ややさむ)・そぞろ寒・うそ寒・肌寒・朝寒・夜寒などと言われています。
  寒くもなく暑くもなく、一年中で一番過しやすい季節です。
  この月は、最も食欲が旺盛になる月です。夜も長くなり、つい口を動かしたくなり、肥満になりやすい月でもあります。
  肥満については、食べ過ぎて動かなければ当然太ります。

◎ ヨーガから肥満の原因を見てみましょう。

  肥満とは、いらない脂肪が体内に残っていることです。でも、その脂肪は何かの原因で残っているのです。
  体型的な原因があるように思います。
  すべてのものは、(+)と(−)のバランス、陰と陽のバランスで成り立っています。   人間の体も、広がる力と締める力のバランスでできています。
  体型的に広がる力が強い状態になっていれば、水を飲んでも、あまり食べなくても太ってしまうものです。逆に、締まる力が強い状態だと食べ過ぎても太りません。
  筋肉も同じです。伸びる・縮むのバランスが、ゆるむ方にかたよっていれば太りやすく、縮む方にかたよっていればやせてしまいます。

  心も同じではないでしょうか。同じ刺激を受けても、緊張してしまう人・ゆるんでしまう人があります。
  このように体型的な原因の肥満の人、それだけじゃなく中高年になるとたるんでくるし、ゆるんでくるのです。(体の方も心の方もです。)これらは運動・体操・心の面から治す必要があります。
  食事だけをいくら変えてもダメだということです。
  体操(アーサナ)で、体の歪み・偏り・ねじりを修正しないと体型は変わりませんし、筋肉も締まりません。
  感じ方、考え方も変わってこなければ、つまり脳が安定しないと、脳からの影響で、体も変わりません。

  骨盤、筋肉の収縮力を高める体操(アーサナ)と脳を安定させる呼吸法、色々なポーズを実習することで、体の異常を治す修正になり、無理なく痩せます。

  今月は、ダイエットに効果の高いポーズです。


--ダイエット効果の高いポーズ--

<方法>

1. 2.
「弓のポーズ」 「魚のポーズ」
● 両手は、内側から足首をもつ
● ひざは、ピッタリ合わせる
● そのまま上体も下半身も高く上げる
  ● 親指をつけて踵を開く
● 足を上げる

3.


「猫のポーズ」  
● 両手組んでアゴの下へ
● つま先立てる
● おしり左・右へ倒す

4-a. 4-b.
「腕を伸ばすポーズ(三角形のポーズ)」
<トリコーナ・アーサナ>
ねじれを入れた
<トリコーナ・アーサナ>
● 左手は上でも横でもいい(目線は手先、顔は正面)
● 右足つま先外側、左足少し内側
● 足首つかむ
※ 反対側も実習します

5.  
 
スクワットのポーズ(変型)
● 両足を腰幅に開いて立つ
● 両手は後ろで組んで返す
● 足の親指を内側に向け、ひざをくっつける
● できるだけ腰を落とす

~~呼吸法~~

下腹部内臓つり上げ呼吸法(ウディヤーナ・バンダ)

<方法>

●  立って、両足は腰幅より広く開けます
●  両手は、両膝にそれぞれ置きます
●  ハァーと細く長く息を吐きながら、腹をへっこましてゆきます
●  自然に息が止まったら口を閉じ、息を止め、そのまま強く下腹部をへっこまして、みぞおちの方へつり上げるようにする。お尻の穴もキュッと閉め、保つ
●  苦しくなる前にゆるめて、息を吸う。ゆっくり吐いて、ホーッと一息
※  しっかり実習して、心も体もスッキリしましょう。ではまた来月お会いしましょう。 ナマステー
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