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旬のオリジナルクッキング

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

カニミソご飯

このページでは、「今まさにこれが話題・旬!」という食材をとりあげ、 大切なお客様や、家族の記念日などに作りたい、おしゃれレシピをご紹介しております。 第5回目は「カニミソご飯」のご紹介です。

冬の訪れを告げる「カニ漁」の季節となりました。カニの種類は日本だけでも千種類も あると言われ、だれもが大好きな食材。

なかでもズワイガニは松葉ガニとも呼ばれて(身が繊維状で松葉のようなので、 この名がついたと言われています)、そのほのかなあま味・あっさりした味わい・ 風味の良さは、海に王者とも呼ばれるほど。

茹でて身をむしり二杯酢で、甲羅焼きやカニ玉に、寿司に、カニサラダにグラタン、 カラごとブツ切りにしてみそ汁やビスク(ポタージュ)、鍋ものににと、カニ料理の種類は 数え上げたらキリのないほどで、どんな来客料理にでも「形良く、味わい豊か」なところから、 人々の心を魅了する「主役」となってしまいます。

日頃はおしゃべりの人も、カニをたべている時だけは無口。 まるで、「陶酔」しているかのような姿は、見ているだけでも楽しいものです。しかし、男性の中には「カニは身をほじるのが面倒だし、苦手だ」という変わり者 (好きな人からみると考えられない!)もいます。

そこで、これらの変わり者ためにカニの身とカニミソを炊き込んだ 「面倒なしのカニミソ絶品ご飯」をご紹介することにしました。これを食べてからというもの、「カニは苦手」だなんて絶対に言わせませんよ!

カニミソご飯
<材料・4人分>
2カップ
A{
2・1/3カップ
昆布(サッと洗って入れる) 10センチ
大さじ3
B{
カニミソ(又は缶) 100g(小1缶分)
小さじ2/3
しょうゆ 小さじ1
針しょうが 30g
カニの身 200g
糸のり 適宜

<栄養価計算数値>
エネルギー:357kcal
たんぱく質:18.5g
脂質:1.6g
塩分:1.6g
<作り方>
1. 米は炊く1時間前に洗って。(A)と共に浸しておきます。
2. 炊く直前に(B)を入れて普通に炊きます。(途中で昆布をとり出します)
3. 2.の火が切れたところで、軟骨をとってほぐしたカニの身をのせて蒸らします。
4. 3.を器にさっくりと盛って、好みでもりを散らします。
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