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インターネット公開文化講座

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旬のオリジナルクッキング

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

海鮮あんかけパスタ

このページでは、「今まさにこれが話題・旬!」という食材をとりあげ、 大切なお客様や、家族の記念日などに作りたい、おしゃれレシピをご紹介しております。 第7回目は「海鮮あんかけパスタ」のご紹介です。

寒中の中にも、春の足音が少しづつ確実に聞かれる季節と迎えようとしています。 さて、「春の色は何色?」って聞かれたら、あなたはどのように答えますか? 心がウキウキとする、黄色と答える人が多いと聞きました。そう言えば、たんぽぽ、 ミモザ、レンギョウ、菜の花など、春の花には黄色が多いようにも感じられます。

季節はまさに春。花咲き、水ぬるむ季節です。 そして又、新しい出会いの季節でもあります。

私どもの料理教室でも、新入生を迎える準備に大忙しの毎日。 カリキュラムの作成・テキストのための料理写真撮影・新しい食器の購入、予算組みなどなど、 室長の私としては陣頭指揮に立たざるをえないことが多く、毎日てんやわんやの日々を過ごしています。

それにしても毎年、新入生が引き起こす数々の失敗談には、お腹を抱えることもしばしばです。

例えば、「三杯酢を用意して」と言うと、スプーンに三杯の酢を持ってくるなどということは、 驚くに値しません。ブロッコリーは塊のまま、鍋の中にほうりこんで茹でる、 「さい(賽=サイコロのこと)のめに切って」と言えば、「まだ、サイの目は見たことが無い」と言う。 どうも、動物のサイの目を想像したらしいのです。

彼女達が失敗を恐れることなく、楽しく有意義でしかもおいしい時間を過ごし、 素敵な淑女に成長してくれるようにと奮闘するのが、この季節の私なのです。

従って、あまりの忙しさに、ご飯を食べる時間が無いこともしばしば。 そこで、サササア~と作れて、栄養バランス良く、春色あふれた喉ごしの良い 旬の一皿は無いかと考え出したのが、このレシピ。

アレッ、こんな簡単でいいの? とびっくりされるかも。でも、お味は、 食いしん坊の私の保証つき。皆様にも、是非お試しいただきたいと願っています。 しかし、あまり上手に出来なかったという人には、私どもの料理教室へ入会をおすすめします。

海鮮あんかけパスタ
<材料・4人分>
パスタ(細) 320g
多め
ホタテ貝柱 6コ
エビ(中) 12尾
貝アサリ 300g
大さじ3
A{ 4カップ
中華スープの素 少々
こしょう 少々
しょうゆ 小さじ1/2
{ かたくり粉 大さじ4~5
大さじ4
2コ
ほうれん草 100g

<栄養価計算数値>
エネルギー:526kcal
たんぱく質:32.5g
脂質:5.8g
塩分:2.8g
<作り方>
1. ホタテは1コを2つ切りにします。
エビは殻をむいて背ワタをとります。
アサリは殻をこすり合わせて洗います。
2. (1)をなべに入れて分量の酒で手早く蒸し煮します。 アサリは盛り付ける分を少し残して身をはずします。
3. 別なべで(A)を煮立ててから、(1)を煮汁ごと加え、 ザク切りのほうれん草をサッと煮ます。
4. (3)に水溶きかたくり粉でとろみをつけます。
5. (4)に溶いた卵を入れ、ふんわり浮かせます。
6. パスタを多めの塩を入れた熱湯でタイミングよくゆで、ゆで汁をきって器に盛ります。
7. (6)の上に(5)をかけます。
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