愛知県共済

インターネット公開文化講座

文化講座

インターネット公開文化講座

旬のオリジナルクッキング

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

ダンプリングシチュー

このページでは、「今まさにこれが話題・旬!」という食材をとりあげ、 大切なお客様や、家族の記念日などに作りたい、おしゃれレシピをご紹介しております。 第5回目は「ダンプリングシチュー」のご紹介です。

冬の訪れを告げる「カニ漁」の季節となりました。カニの種類は日本だけでも千種類も あると言われ、だれもが大好きな食材。

パリでの料理学校研修から、昨日帰ったばかりの私の目に写ったのは、日本女性の姿勢 の悪さ! いくら寒い季節だからって、若い女性までもが背中を丸めて歩いている姿は 何ともいただけません。

パリジェンヌのおしゃれは、センスの良さもさることながら、その姿勢の美しさにある と思います。背スジをのばして寒風の中を大股で歩く姿は、まさに「骨のある女性」そのもの。 その華麗なまでの美しさに見とれて帰ってきたばかりの私の目には、日本女性の丸まった背中が 奇異にさえ、感じられたのです。

「負けられませんわ!」とつぶやきながら、このページに向かっています。

骨に大切な栄養素は、カルシウム。この補給には、牛乳や乳製品が一番効率的です。 全ての日本女性が、パリジェンヌのようにかっこよくなっていただきたいとの願いを込めて、 牛乳とチーズをたっぷり使った、熱々の「ダンプリングシチュー」をご紹介することにしました。

ダンプリングとは「お団子」のこと。トロッと煮えた小麦粉団子が、一緒に煮こんだポテトや チキンと共に、やさし~い味に仕上がったホワイトシチューです。

日本女性のやさしさ・しとやかさ・芯の強さに姿勢の美しさがプラスされれば、 フランスのみならず、どこの国の女性にも決して負けるはずはありません。

このおいしいシチューで、カルシウムを骨々(コツコツ)と補給し、「骨のある女性」を 目指しましょうよ。

ダンプリングシチュー
<材料・4人分>
お好みの具 うずら卵、チーズ、肉団子、 ハム(ウィンナー) 12コ
A 小麦粉 2カップ
小さじ1/2
熱湯 1カップ
鶏もも肉 1・1/2枚
塩、こしょう 少々
B バター 30g
小麦粉 30g
適宜
じゃがいも 2コ
スープ 4カップ
牛乳 1カップ~
小さじ1/3
こしょう 少々
C スイートコーン(つぶ状) 1/2カップ
ピザ用ミックスチーズ 1/4カップ
ブロッコリー(ゆで) 1/4株
赤ピーマン(ゆで) 1/2コ

<栄養価計算数値>
エネルギー:504kcal
たんぱく質:25.5g
脂質:15.4g
塩分:2.3g
<作り方>
1. (A)に分量の熱湯を加えてはしで練り混ぜ、12コ分に丸めます。
2. 1でお好みの具をひとつずつ包みます。
3. 鶏もも肉は余分な油を取り、大きめに切って塩とこしょうをふっておきます。
4. 3に(B)をまぶしつけ、フライパンで焦がさないように表面のみ焼きます。
5. じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切り、分量のスープで煮ます。
6. 5のなべに4を加えて煮こみ、更に2も加えてとろりとするまで煮こみます。
7. 6に牛乳を加え、塩とこしょうで調味します。
8. 更に(C)を加えてもうしばらく煮こみます。
最後にゆでたブロッコリーと赤ピーマンの小角切りを加えます。
このページの一番上へ