愛知県共済

インターネット公開文化講座

文化講座

インターネット公開文化講座

ハーブで快適な生活を

栄中日文化センター元講師
冨田 真由美
(2011年7月執筆終了)

ハーブを育てる③ 収穫・活用する

今月は、育てたハーブを収穫してみましょう。ハーブは育てながら少しずつ収穫することができ、お料理に、ティーなどに活用できます。でもハーブの種類によって利用する部分が違ったりしますのでその方法をご紹介します。

<ハーブを収穫してみましょう>
* 葉と茎を一緒に収穫する * オレガノ、コリアンダー、ミント、タイムなど
  タイムの収穫
 
枝分かれしている節の一節下から切り取る。
または、一本の枝を切る。
   
 
茎を適当な長さに切って、利用する。

  ローズマリーの収穫
 
節のすぐ上から切り取る。
   
 
必要な分だけを利用する。

* 葉と根元から収穫する * チャービル、フェンネル、パセリ、レモングラス、など
  タイムの収穫
 
根元から切り取る。
   
 
必要な分だけ切り、利用する。

  フェンネルの収穫
 
根元から切り取る。
   
 
必要な分を利用する。

* 葉を一枚ずつ収穫する * シソ、バジル、べイリーフ、ミントなど
  べイリーフ(月桂樹)の収穫
 
葉を一枚ずつ切り取る。
   
 
ハサミでなく手で摘み取っても良いでしょう。
その他、花首を収穫する、花と茎を一緒に収穫する、種子や実を収穫する方法があります。

<ハーブ収穫のポイント>
ハーブの芳香成分がもっとも豊富な時間 → 晴れた日の朝に摘み取ります。
(日光に当たると芳香成分が揮発してなくなってしまうので気をつけて)
株がある程度育ったら、手入れ(伸びすぎた枝をカットしたり、先端を摘んで脇芽を出させる)を兼ねて収穫してみましょう。

<収穫したハーブを活用してみましょう>
お正月も近いので、じゃがいもと片栗粉そしてフレッシュハーブを使って『ポテトハーブ餅』を作ってみましょう。

* ポテトハーブ餅 *
材料 じゃがいも 2kgの場合 じゃがいも 1kgの場合
  片栗粉 500g 片栗粉 300g
  お好みのハーブ 大さじ4~5杯 ハーブ 大さじ2杯
  小さじ2~3杯    
今回のハーブは、ローズマリーです。
〈作り方〉
じゃがいもは皮をむいて半月切りにしてから水から茹でる。
 
柔らかくなったいもをつぶして、塩を加える。
 

片栗粉を3回に分けて加え、よく練る。
 
耳たぶ位の堅さになる直前にハーブを入れ、よく混ぜる。
 

ラップの上に④を適量とり、棒状に伸ばして、包む。
 
好みの厚さに切り、フライパンで両面こんがり焼く。
 

完成
 

 

*ポイント*
じゃがいもは熱いうちに練り上げること。
数日で召し上がる分は、冷蔵庫で保存。

*じゃがいもとよく合うハーブ*
  ローズマリー、バジル、マジョラム、チャイブ
いも類は、お水から炊き上げた方が、しんまで柔らかくできます。
お米の餅よりさっぱりしています。
受験生のお夜食に・・・、おやつに・・・
北海道では、じゃがいも+粉を混ぜて、餅としている習慣があります。
ハーブで快適な生活を
このページの一番上へ