文化講座
貧血を予防するメニュー
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「最近なんだかとても疲れやすいわ」「朝起きにくいし、頭が重いの」などという声を、通勤電車やオフィスなどで聞くことがありませんか。 これは紛れもなく、貧血の症状です。若い女性に多いこの貧血は、この他にも顔色が悪い、食欲が少なくて吐き気を起こしやすい、神経過敏、注意力や集中力の低下などの諸症状となって現れます。 そもそも貧血とは血液中の赤血球の数が減ったり、赤血球の血色素(ヘモグロビン)の濃度が正常より低い状態をいいます。若い女性に多く見られる傾向があり ますが、成長期の子ども、痔の人、歯ぐきから出血のある人、コーヒーや緑茶をよく飲む人にもみられる症状です。日本人の約40パーセントが、貧血予備軍で あるとも言われている程です。 さて、造血に必要な栄養素は鉄・良質たんぱく質・ビタミンB1・B12・C・カルシウム・葉酸・銅です。最も重要な鉄は、レバーや血合いの多い魚、大豆や 海藻に多く含まれていることは、ご承知の通り。しかし、以外と知られていないのが、ビタミンB群の仲間で、B12ともに造血に働く水溶性のビタミン、葉酸 の重要性です。 鉄と同様にレバーや大豆に含まれていますが、インゲン豆やアボカドにも多く含まれています。葉酸が体の中で活躍するためには、ビタミンCが欠かせません。 そこでおすすめのメニューが、本日ご紹介の「豆とアボカドのマリネ」。貧血を予防する、彩りの良いバランスのとれたメニューです。この秋、この一品が、あ なたの体を貧血から守り、はつらつと華やかで美しく仕上げてくれることを願っています。
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