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体にうれしい幸せレシピ

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

風邪をひいた時には、このレシピ

★とろろの鉄板焼き



油断していたわけでもないのに、いつの間にか、かかってしまったというのが風邪。風邪は、私たちが一番かかりやすい病気で、一年間にかかる平均回数は6回 という統計があるほどです。特にこれからの季節は、過労・冷え込み・湯冷め・季候や気温の急激な変化などで、最も風邪にかかりやすい季節です。

しかし、「のどが痛い」、「頭痛がする」、「セキが出始めた」と大慌てで薬を飲んでも、すぐには風邪の症状は緩和しないものです。まずは、風邪をひかない 工夫が大切。そのためには、バランスの良い食事で日頃から抵抗力を高めておくこと。粘膜の抵抗力を高めるビタミンA(ウナギ、春菊、ほうれん草、レバーな どに含まれる)を、欠かさずに摂ることが大切です。風邪のウイルスが、鼻やのどの粘膜から侵入することによって、以上のような症状が引き起こされるからで す。ウイルスや細菌に対する抵抗力を増す働きのある、ビタミンCや良質たんぱく質も欠かせません。

しかし、いくら用心していてもかかるのが風邪。もしもうっかりかかってしまったら、なめらかでのどごしが良く、温かくて胃腸にやさしいもの、例えば卵酒・ 野菜スープ・熱々のおじや・かす汁・柔らかく煮込んだうどんなどを食べて、温かくして眠るというのが最良の方法です。今日は、熱々の「とろろ鉄板」という 焼き物をご紹介しましょう。

すりおろした長芋に卵液を混ぜ、パエリアなべで(フライパンでもOK)焼くだけの簡単レシピなのに、風味の良さや深い味わいは格別です。こんなにおいしい 一品を作ってもらえるならば、いつも風邪をひいていたいなんて言われても、、、、、

とろろの鉄板焼き
<材料・2人分>
長芋(正味) 100g
2コ
だし汁 1/2カップ
小さじ1/3
しょうゆ 大さじ1/2
細ねぎ 2本
桜エビ 大さじ1
青のり粉 適宜
花かつお 適宜
少々
<作り方>
(1) 長芋はすりおろします。
(2) ボウルに卵を割りほぐし、(1)を入れて(A)で溶きほぐします。
(3) (2)に小口切りのねぎと桜エビを加えます。
(4) フライパンに油を薄く敷き、(3)を流し入れ、中弱火でフタをして蒸し焼きします。
(5) 焼き上がりに青のり粉と花かつおをふります。
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