文化講座
ブロッコリーの中華風かにあんかけ

ブロッコリーの和名は、木立花野菜(こだちはなやさい)と優雅な名前。原産地は、イタリアを中心とする地中海沿岸 です。2世紀頃から栽培され、ローマ人がよく食べていたとされています。 日本へは明治初年に、カリフラワーなどと同時期に導入され、昭和40年以降、栄養価の高い緑黄色野菜の需要が伸びる につれて、急速に栽培が増加しました。
愛知県の平成9年度の粗生産額は、全国2位を誇っています。 旬は11月~3月の冬場。茎の先端が伸びて肥大した、濃緑色の花蕾(からい)を食用とします。 この花蕾は茎ごと収穫すると、下部葉脈から再び花蕾を生ずるので、順次収穫できるという「すぐれもの」。 しっかり者の多い愛知県ならではの、野菜生産と言えましょう。
健康に役立つ「カロチン」、「ビタミンC」を多く含み、鉄やカルシウム、カリウム、リンなども、他の野菜より桁違いに 多い「すぐれもの」。 更に、クセのない味は、洋風、中華風、和風のどの料理にも手軽に利用できる上に、安定した緑色が、食卓に「くつろぎ」 を与えます=緑色は精神安定の役割を果たす。
しかし、こんなすぐれものの「ブロッコリー」も、一般的には、茹でてお浸しや、付け合わせ程度にしか使われていない のが、現状です。
そこで今日は、たっぷりのブロッコリーをカニの身と取り合わせた、中華風の主菜をご紹介しましょう。 緑の少ない冬の食卓で、大活躍すること間違いなしの「すぐれもの」レシピです。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|