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郷土の特産品でオシャレな家庭料理を

郷土料理研究家
栄中日文化センター提携 インターティアラ・お料理サロン 主宰
伊藤 華づ枝

イチゴ桜もち

このページは、郷土の特産品を使った、オシャレで楽しい家庭料理を紹介しております。今月は、「イチゴ」です。

可愛らしい「イチゴ」についてのあれこれと、イチゴを使った楽しい和菓子「イチゴ桜もち」をご紹介しましょう。

そもそもイチゴが、オランダ人によって長崎から日本に持ち込まれたのは、江戸時代のこと。 本格的な栽培に至ったのは、明治になってからでした。

その愛らしい形と美しい赤色は、「紅い恋人」とも呼ばれて、戦後最も生産と消費が伸びた果物となったのです。

愛知県では、津島市、幸田町、豊川市などを中心にほぼ全県的に栽培されており、 県下販売額は、およそ82億円と全国6位の高生産となっています。

又、愛知県生まれのジャンボサイズイチゴ「アイベリー」も、大きくて見栄えが良いことから、 贈答用に喜ばれています。(だれですか?愛知県民は何事も、見栄えばっかりにこだわる、 なんて悪口をいうのは!味も抜群なんですよ)

ガンや動脈硬化予防に効果のあるビタミンCが、たっぷり含まれていて、100g中に80mgと 超優良選手のイチゴ。そのまま召し上がる他に、ジュースに、ジャムにと、たっぷり楽しんで下さい。

お雛祭りも近づいてきました。かわいいお子さんや、お孫さんとご一緒に、イチゴのお顔を ちょっぴり見せて包み込んだ、「いちご桜もち」は、いかがでしょうか?

楽しい思い出作りとなることを、お祈りしています。

イチゴ桜もち
<材料・10コ分>
A 120ml
砂糖 大さじ2・1/2
食紅 少々
こしあん 100g
いちご(小) 10粒
桜の葉の塩漬け 5枚
シロップ(別に) 適量

<栄養価計算数値・1コ分>
エネルギー:61kcal
たんぱく質:1.3g
脂質:0.1g
塩分:0.1g
<作り方>
1 なべに(A)を入れて煮溶かし、シロップを作ります。
2 (1)に手早く洗った道明寺粉を入れて、3回程木杓子でかき混ぜ、ふたをして10分間位蒸らします。
3 (2)をぬれ布巾を敷いた蒸し器で7~8分間蒸し、10等分します。
4 あんは10等分します。いちごは手早く洗って、ペーパータオルなどで水けをふきとります。
5 いちごをあんで2/3位の高さまで包みます。
6 (3)で(5)を包み、いちごの頭を少し出しておきます。
7 塩けを洗い流した桜の葉の軸をとるように半分に切り、(6)のまわりを包みます。
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